- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道帯広市
- 広報紙名 : 広報おびひろ 令和7年8月号
■空き家の管理は所有者の責任です
親の死亡などによって相続した空き家。放置しておくと、さまざまなリスクがあります。管理不足が原因となり、近隣の住宅や住人に被害を及ぼした場合、損害賠償を求められるケースがあります。
▽修繕費用の増加
放置された空き家は、人が住んでいる住宅と比べて早いスピードで劣化が進み、時間が経つほど修繕にかかる費用が増えていきます。
▽建物の劣化・破損によるリスク上昇
劣化が進むと、屋根材や外壁の落下、塀・建物の倒壊など、さまざまな要因から近隣に危険を及ぼす可能性があります。
▽住宅環境の悪化・防犯
放置された空き家では、植物が生い茂って道路や近隣の敷地へはみ出したり、害虫の発生源となります。また、ごみの不法投棄や不法侵入、放火につながる危険があります。
■空き家の相続登記を忘れずに!
令和6年4月1日から相続登記の申請が義務化されました※。
相続人は、不動産(土地や建物)を相続で取得したことを知った日から3年以内に、相続登記をすることが法律上義務付けられています。
正当な理由なく相続登記をしない場合、10万円以下の過料を科される可能性があります。※令和6年4月1日よりも前に相続した不動産も、相続登記されていないものは義務化の対象
■相続登記はどのようにする?
相続人の間で遺産分割の話し合いを行った結果、不動産を取得した人は法務局に相続登記をする必要があります。
早期の遺産分割が難しい場合は「相続人申告登記※」という手続きを取ることもできます。詳しくは法務局に問い合わせください。
※戸籍などを提出して、自分が相続人であることを申告する簡便な手続き
■空き家を売却・解体したい!
市では、空き家の所有者と不動産業者をつなぐ「帯広市空き家マッチングシステム」を運用しているほか、空き家の解体に対する補助も行っています。詳しくは問い合わせください。
帯広市空き家マッチングシステム
市ホームページID.1015142
問合せ:建築開発課(市庁舎6階)
【電話】65・4179
市ホームページID.1003025