- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道稚内市
- 広報紙名 : 広報わっかない 2025年4月号
■(5)まちを愛し、世界に誇れるふるさとづくり
◇国内外の交流
石垣市や枕崎市との間では民間団体による相互の物産販売などが継続されるほか、間宮林蔵に関する縁で結ばれた、つくばみらい市との間では、小学校同士の学び合いをはじめとした交流を進めます。
国際情勢から、長く休止を余儀なくされているサハリンとの交流は、現在も再開できる状況にはなく、引き続き、国や北海道と連携して情報収集に努めながら、慎重に状況を見極めていきます。
◇関係人口・交流人口の拡大
全国から多くの寄附をいただいている「ふるさと納税」は、地域の魅力を最大限に活かし、全国に強く発信することを念頭に、PR方法等の改善も含めて取り組むとともに、これまで研究を進めてきた現地決済型の仕組みを構築します。
また、本市のまちづくりに興味を持ち、抱える行政課題の解決にともに取り組んでいただける民間企業等との「包括連携協定」や、本市の施策に賛同し、資金面で応援いただく「企業版ふるさと納税」の枠組についても、より効果的に活用していきます。
■むすびに
冒頭で述べた地方創生2.0への転換の動きの中で打ち出されているキーワード「若者・女性にも選ばれる楽しい地方づくり」や、「付加価値創出型の新しい地方経済の創生」、また企業移転や関係人口の増加も含めた「都市と地方の新たな結びつき」などの考え方は、これまで本市が総合計画や総合戦略の中で目指してきた方向性と変わるものではありません。
さらに、本市がこれまで取り組んできた、再生可能エネルギーの取組が、DX社会における社会インフラの整備と相まって、新たな産業の芽を育てる機運も高まっています。
こうした取組を確実に進めるため、変革の意識を強く持ち、政策目的を明確にしながら、合理的な根拠に基づいて効果を検証し、新たな政策立案につなげていくため、事務事業や業務の進め方についても不断の見直しを行いながら、取組を進めます。
皆さんの特段のご支援ご協力を心からお願い申し上げ、令和7年度の市政執行方針といたします。