子育て 教育行政執行方針

※内容は一部を要約しています。
全文は市ホームページに掲載しています。

■「こどもまんなか社会の実現に向けての家庭教育、子育て支援の推進」
昨年6月に異次元の少子化対策として政府が打ち出した「こども未来戦略」で制度の創設が示されている「こども誰でも通園制度」のスムーズな導入に向け、利用時間の設定や運営方法など、子育て世帯が利用しやすい制度となるよう検討を行い、本市が既に実施している他の子育て支援事業と併せ、子育て世帯のさらなる育児負担の軽減に取り組みます。
本市では、令和2年度に策定した「第2期稚内市子ども・子育て支援事業計画」により、子育て支援を総合的に進めてまいりましたが、令和6年度でその計画期間を終えることから、第3期計画の策定に向けて取り組んでいます。
令和7年度からはこの計画に基づき、全ての子どもたちが健やかに成長できるよう、子育て環境の一層の充実に取り組みます。

■「次代を担う人材の育成と地域とともにある学校づくりの推進」
稚内中学校の新校舎及び体育館の改築は、令和7年度3学期からの供用開始に向け、工事を継続していきます。稚内中学校の近隣にある稚内市体育館は、本年9月末で廃止予定ですが、稚内中学校の新体育館が、夜間や午後の一部の時間帯に、各種大会をはじめ一般に開放され、市民体育館の代替施設としての役割を担います。
稚内初となる義務教育学校の開校に向けて、「義務教育学校開校準備委員会」が中心となり、新たな学校名や校歌等について検討していますが、今後は稚内中学校と稚内中央小学校両校の教員等が中心となり、北地区の特色を生かした小中9年間の切れ目のない教育課程の編成や学校行事などについて協議を進め、令和9年4月の開校を目指します。

■「市民の学びを支える地域づくり」
大韓航空機事件から40年以上が経過し、今年20回目を迎える子育て平和祈念の灯などの事業を通じ、歴史を学び、平和について考える取組を継続するとともに、未来を担う子どもたちの幸せを念願し、学校・家庭・地域が一体となって、より効果的な運動を展開できるよう努めます。
令和7年度は3年に一度の南中ソーラン全国交流祭の開催年です。全国交流祭は、市内の児童生徒はもちろん、全国の皆さんが南中ソーラン発祥の地である本市に集い、仲間との絆を深める大切な機会です。本市が誇る郷土芸能を通じて稚内の魅力を全国に発信し、本市の活性化と郷土芸能の普及につなげます。

■「地域と共創した持続可能な文化・スポーツ活動の推進」
「総合型地域スポーツクラブ」が進める各種クラブ・サークル活動の拡大や各スポーツ・文化活動団体等との連携により、多種多様な活動の場の確保や世代間交流の場の創出など、スポーツやレクリエーション事業を通して、市民の競技力の向上や体力の向上、心身の健康増進に寄与できるよう取り組みます。
また2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピックへの出場をかけた、カーリングの代表決定戦が本市において開催される方向で最終調整に入ったと伺っています。本市が熱い戦いの舞台となることは、地元の選手や愛好者をはじめ、多くの市民や子どもたちが間近でその迫力を体感できる絶好の機会です。
選手、コーチ、関係者や観客、報道陣などの滞在による経済効果に加え、本市のシティセールスにも大きく寄与するものと期待しています。