くらし 令和7年度 市の方針と予算

■市の基本姿勢
1.市民の暮らしを守ることを最優先にする
2.事業の優先順位を見直す
3.びばいの未来へ投資する
人口減少に歯止めをかけ、未来にわたり持続可能な地域社会の構築のため、美唄に希望をもって住み続けられるまちづくりを進めます。
そのための人口減少対策、子どもの教育や子育て環境の整備に必要な先行投資を行います。
また、「効率化と未来への投資」のため、DXの推進による「未来志向の行財政改革へ歩みだす年」とし、「第7期美唄市総合計画」前期基本計画の最終年度として、各施策を推進します。

■教育の基本姿勢
1.「生きる力」と「豊かな心」を育む
2.学習・文化・スポーツ活動への生涯学習環境の充実
3.「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実
子どもたちの元気が、まちや地域の人々の夢や希望を育み、未来へつながる可能性を生み出しています。
子どもたちの「生きる力」と「豊かな心」を育むための教育環境を整備するとともに、学習、文化、スポーツ活動に参加するための多様で充実した生涯学習環境の提供に努めるほか、GIGAスクール構想のさらなる推進により「個別最適な学び」と「協働の学び」を充実させながら、学校・家庭・地域と一体となり、各種教育施策に全力で取り組みます。

■主な事業と取り組み
◆〔ピックアップ事業〕行政改革
〔新規〕行政DX推進事業…64,521千円
〔新規〕地域社会DX推進事業…40,380千円
人口減少や高齢化社会など、多様化・複雑化する地域課題の解決に向け、「書かないワンストップ窓口」や「自治体スーパーアプリ」の導入など、デジタル技術を活用し住民サービスの向上と行財政運営の効率化、地域社会におけるDXを推進します。

◆〔ピックアップ事業〕協働
〔新規〕子どもとまちの未来会議運営事業…5,133千円
創造の重要性と喜びを体験することで、子どもたちの地域への愛着の育みと豊かな学びの創出を目指し、子どもたち自らが考える取り組みに対し支援します。

◆安全安心
◇地域公共交通活性化・再生総合事業…47,195千円
最適な運行ルートにより、移動や乗車時間の短縮などが期待できる新しい公共交通システムを構築するため、AIデマンドバスの実証運行を令和6年度に引き続き実施します。

◇〔新規〕デジタル同報系防災行政無線整備事業…75,016千円
一人一人の自主的な判断により避難行動を早期に開始できるよう、必要な情報を迅速に一斉伝達するためのデジタル同報無線を整備します。

◆協働
◇〔新規〕多文化共生推進事業…396千円
「地域における多文化共生推進プラン」を踏まえた多様性と包摂性のあるまちを目指すため、「多文化共生アドバイザー制度」を活用し、地域の多文化共生社会の構築を推進します。

◇美唄シティプロモーション推進事業…37,618千円
「美唄ブランド」の定着を目指し、情報発信の継続および市内外の認知度向上のほか、まちづくり活動への参加機会の創出などを通じ、シビックプライドのさらなる向上に取り組みます。

◆移住・定住
◇〔拡充〕移住・定住促進事業…45,260千円
移住者に対する住宅の購入費助成や家賃助成、通勤費助成などに加え、新たに、耐震基準を満たさない中古住宅購入時の清掃・家財処分費等、住環境保全費用について助成します。
※拡充分…300千円

◇〔新規〕結婚・新生活等支援事業…8,249千円
結婚支援事業者を活用する際の費用の一部や新婚世帯に対し、家賃や引っ越し代など、新生活のスタートアップに係る費用の一部を支援します。

◆福祉
◇〔拡充〕間口除雪事業…18,637千円
車道除雪後の間口の残雪処理において、歩道除雪路線を対象に含めることで、高齢者等世帯の冬の在宅生活における支援を強化します。
※拡充分…5,774千円

◆教育
◇地域と暮らしに学ぶ「農業科」推進事業…1,300千円
※「グリーン・ルネサンス推進事業」から事業名変更
子どもたちの「生きる力」を育むため、農業の実体験活動などを農業者や高校生、地域関係団体等と連携して実施し、農業を通じて生命・環境・地域経済を学ぶ「農業科」の取り組みを推進します。

◇〔新規〕総合型地域スポーツクラブ活動支援事業…6,000千円
地域に根差した生涯スポーツの振興を目指し、総合型地域スポーツクラブのスタートアップに対し支援します。

◇〔新規〕小学校コンピュータ更新事業…88,175千円

◇〔新規〕中学校コンピュータ更新事業…59,058千円
GIGAスクール構想に基づく、1人1台端末などの更新と活用拡大を見据え、無線環境の増強を図り、ICTを活用した学習活動の充実に取り組みます。