くらし ヒロ福地さんがまちづくりアドバイザーに就任

■まちづくりアドバイザーは何をするの?
情報発信のプロとしての視点や経験などを生かして、市の各部署で行うさまざまな事業に企画段階から参画し、市職員とともに魅力的で効果的なPRの手法などを考え、シティプロモーションの推進をサポートする役割です。
ヒロ福地さんは定期的に市役所などで市職員との打ち合わせに参加します。そこで、これまで培ってきたラジオDJやテレビ出演の経験を生かし、市の情報発信にアドバイスします。また、江別市のPRの一環として、市内で開催されるイベントなどに参加し、PRの手助けをすることもあります。
さらに、ヒロ福地さんがDJを務めるFMノースウェーブのラジオ番組「ステドラ!~STATION DRIVE SATURDAY~」で、5月から江別の情報コーナーが始まります。毎月2回、市の担当者などが出演し、江別の魅力などを発信していきます。

タレント、ラジオDJ
ヒロ福地(ふくち)さん Hiro Fukuchi
昭和41年生まれ。江別市出身で大麻小学校、大麻中学校を卒業。大学在学中からラジオDJとして活動を続け、今年で40年目になる。現在はFMノースウェーブの番組DJや、HTBの北海道日本ハムファイターズの情報番組「FFFFF(エフファイブ)」のナレーターを中心に、イベントでの司会や講演なども行っている。
令和7年4月、地元である江別市のまちづくりアドバイザーに就任した。

■ヒロ福地×後藤市長
Ebetsu development advisor × Mayor of Ebetsu
後藤市長からヒロ福地さんに、江別の魅力やまちづくりアドバイザーとしての意気込みを聞きました。

▽江別の良いところ、もっと伸ばせるところは?
ヒロ:良いところは、北海道の中心都市である札幌と距離が近いため、住んでみると「程よく都会」に感じられる点と、都市と自然のバランスが取れている点だと思います。JR札幌駅から野幌駅までは約20分と近いですが、野幌森林公園など自然豊かで、牧歌的な風景が広がっているのも魅力の一つです。私が生まれ育った頃から、街並みも住民の年齢構成も随分変わりましたが、今でも子育て世代にとって住みよいまちだと思います。

後藤:江別市は、14歳以下の転入超過数が6年連続全国20位以内になるなど、全国的に見ても子育て世代に選ばれているまちです。その要因の一つとして、「都市と田舎のバランス」の良さがあると感じています。

ヒロ:子育て世代にもっと移住してきてもらうためには、子育てしながらでも働きやすいまちであることをアピールすることが重要だと思います。
共働き世帯が増えている現代では、保育園など子どもを預けられる施設を一層充実させ、それを発信することが、より子育て世代に選ばれるために必要だと思います。
子育て世代だけではなく、高齢者にとっても住みよいまちであってほしいです。大型ショッピングセンターは、とても便利な一方で、免許を返納した高齢者の方からすると、お店までの距離が遠くなって困る方もいるかもしれません。徒歩で行ける身近な商店などが増えると、人とのつながりも生まれてよいと思います。

▽まちづくりアドバイザーとしての意気込みは?
ヒロ:「住みよいまち」と「楽しいまち」の2つを軸にしていきたいと考えています。
「住みよいまち」とは、あらゆる年代の方々が暮らすうえで、極力不便さを感じないまち、「楽しいまち」とは、自然と多くの人が集まる、楽しいと感じられる空間のあるまちです。人気のあるお店などには「あそこに行けばわくわくする」と感じられるものがあるから人が集まると思います。
住みよい都市機能を作るだけでなく、人の心に寄り添うことも必要だと感じています。

後藤:ラジオやテレビでの経験をぜひ市に還元してほしいです。行政とは違った視点からのアイデアはとても貴重なので、枠にとらわれない意見を期待しています。

ヒロ:ただ、まちづくりアドバイザーとしてすぐに結果を出すのは難しいと思っています。市でも住みよいまちにするために日々考えているはずなので、私から画期的なアイデアが次々出てくるというような簡単な話ではないことも分かっています。アイデアがあっても、実現するまでに時間がかかることも多いでしょう。それでも江別を愛する者として、市の職員とは違う視点で江別を見つめ、アドバイスができるよう頑張ります。市と私で化学反応を起こせるよう、ぜひ注目していてください。

■Hiro’s Private
ヒロ福地さんに「地元、江別」について聞いてみました。

Q.江別の好きなスポットは?
子どもの頃によく遊んでいた大麻西公園です。桜を見たり、野球をしたり、雪の日は斜面でそり遊びをしたりしていました。

Q.江別での印象的な思い出は?
小学生の時、社会科見学や写生会で王子製紙や町村農場に行ったり、中学校の校庭でスケートをしたり、いろいろ遊んだことを覚えています。

Q.江別を紹介するとき、どんな風に説明していますか?
今までは「自然豊かな札幌のベッドタウン」と説明していましたが、裏を返すとあまり特色がないまちとも言えます。
江別は「○○なまち!」と言えるような何かを創り出せたらいいなと思います。

詳細:広報広聴課
【電話】381-1064