くらし 功績をたたえて
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道名寄市
- 広報紙名 : 広報なよろ 2024年11月号
文化の発展に貢献された方に贈られる「文化賞」と、市勢の発展に寄与した方に贈られる「功労表彰」の令和6年度受賞者が決まりました。授賞式は11月3日(日)の「文化の日」に行われます。
■文化奨励賞 芸術部門(郷土芸能:阿波踊り)
ー風舞連ー
東京都杉並区と旧風連町が交流自治体協定を結んだことがきっかけで、ふうれん白樺まつりに参加された高円寺阿波おどり親善訪問団の「阿波おどり」に魅了された町内有志の方々が集まり、平成5年に「風舞連」が誕生しました。
創立後、「ふうれん白樺まつり」や「風連文化祭」など、さまざまな地域イベントで、観客を笑顔にする華やかな踊りを披露し、地域文化として定着しています。風連町と名寄市の合併後も、てっし名寄まつりやアスパラまつり、ふれあい広場のほかさまざまな市内イベントで阿波踊りを披露し、本市に欠かすことができない存在となっています。
また、「風舞連」が発足する以前の平成4年から「東京高円寺阿波おどり大会」に参加、平成13年に札幌市で開催された「北の舞台芸術祭」にも出場し、平成14年には「北海道阿波踊り連絡協議会」に加入しました。全道・全国でも積極的に活動してきています。
「東京高円寺阿波おどり大会」には、以降毎年参加しており、阿波踊りを通してこれまで築き上げてきた名寄市と杉並区の交流の絆を、より一層深めることに寄与しています。平成25年、地元高円寺の連の他、関東各地から参加を希望する連も多いなか、「風舞連」は長年に渡る活動と相互交流の実績が認められ、初めて「東京高円寺阿波おどり大会」に単独連としての出場を実現させました。「東京高円寺阿波おどり大会」には交流自治体連として、現在までに旧風連町、合併後の名寄市から多くの方が参加してきました。この間、「風舞連」としての踊りの活動だけでなく、一般参加者の指導にも協力してきました。一般の参加者に対する懸命な指導により、阿波踊りの魅力に取りつかれ、一般参加者から風舞連に入った人も少なくありません。今では、児童から70歳代まで幅広い年齢層の連員が所属し、名寄市内はもとより、遠くは旭川市、士別市、美深町、下川町から練習に通う仲間とともに踊りを楽しんでいます。
創立から30年以上にわたり地域に欠かせない文化として発展・継承させてきた活動は、名寄市の文化の発展に貢献した団体として評価され、今回の受賞に至りました。
問い合わせ:総務課総務係(名寄庁舎3階)
【電話】01654(3)2111(内線3322)