くらし たきかわら版

■7月の各種無料相談日
行政相談:22日(火)

問合せ:くらし支援課
【電話】28-8012

◇スコープオペレーター業務について
滝川市立病院 診療技術部 臨床工学科 臨床工学技士 藤井 一棋(ふじい かずき)
皆さんは「臨床工学技士(Clinical Engineer:以下CE)」という職種をご存じでしょうか?
CEは、生命維持管理装置の操作や保守点検を専門とする医療職であり、当院では人工透析業務や各種体外循環業務、内視鏡業務、医療機器の保守点検などの業務を12人のCEで分担しながら、外来・病棟・手術室(OP室)といった幅広い部署で日々対応しています。
近年では、2021年の医療法改正を受け、医師の業務負担を軽減するために「タスクシフト(業務移管)」が推進されています。CEも例外ではなく、新たな業務領域にチャレンジし、医師の負担軽減に貢献することが求められています。
その一環として、当院で新たに始めた業務が「スコープオペレーター」です。スコープオペレーターとは、内視鏡下外科手術においてスコープカメラ(内視鏡)を操作し、腹腔(ふくくう)内や胸腔(きょうくう)内の視野を確保する役割を担います。いわば、医師の“眼(め)”として手術をサポートする重要なポジションです。
当院で使用しているスコープカメラは、硬性鏡のフレキシブルタイプです。細長い棒状のカメラ先端にレンズが搭載されており、患者さんの体内に挿入して使用します。このカメラは先端部分が上下左右に曲がる構造になっており、手元の操作部で細かいアングル調整が可能です。
先端を自在に動かせることで、見えにくい部位を正面から捉えることができる点が大きな利点です。一方で、視野の確保が広範囲にわたる分、操作は非常に繊細で難しく、実際、私自身も始めたばかりの頃は、アングルを操作しながら同じ部位を見続けるという、いわば「基本の動作」にも苦労しました。緊張と不慣れな操作により、手術後は腕が筋肉痛のようになったりもしました。
臨床工学技士という職種は、医療業界の中でもまだ認知度が高いとはいえません。「普段どんな仕事をしているの?」と尋ねられることも少なくありません。医療機器の保守点検という“縁の下の力持ち”的な役割はもちろん、定期検査の立ち会い、さらには手術室や救急外来といった“最前線”でも日々業務を行っています。
今回の広報を通して、私たちCEの仕事に少しでも興味を持っていただけたらうれしく思います。

■CIRのつぶやき
今回のつぶやきは モンゴル出身 国際交流員 ドゥゲルジャブ・ノミンチメドさん
昔話には、その国の文化や価値観が色濃く表れ、世界には、動物たちが重要な役割を果たす物語が数多くあります。今回のつぶやきでは、日本、モンゴル、中国、そして西洋の昔話に登場する動物たちをご紹介しました。龍やきつね、馬、ユニコーンなど、物語に登場する動物たちは、ときに神秘的に、ときに人間のように描かれ、私たちにさまざまなことを教えてくれます。

問合せ:企画課
【電話】28-8017

■7月の「みんなのタキカワ」
FM G’Sky(77.9MHz)
毎週金曜日:12時15分~12時30分
(再放送 同日18時~18時15分)
4日:市長のふれあいトーク
11日:ふれ愛の里地域子育て支援センターオープン
18日:北海道スカイスポーツフェアイン滝川
25日:はじめまして!滝川市役所1年生

■編集後記
・小学生の田植えでは、田んぼに足を取られ転んでしまう児童もいれば、職人のような手さばきで苗を植えている児童もいて、取材するのが楽しかったです。次は稲刈りの取材が楽しみです。[よ]
・今年は菜の花まつりに2週連続で足を運び、市内飲食店でも雪割なばな料理を堪能。自宅でも雪割りなばなを調理し、充実した菜の花シーズンでした。来年の菜の花も待ち遠しいです。[ま]
・特集を通じて、バスを守るためには日常生活で利用することが大切だと改めて感じる機会となりました。皆さんにとって、見慣れたバスが少し違って見えるきっかけになれば幸いです。[お]

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