健康 地域包括支援センターだより From Health Center

■目から始める100年の健康づくり
視力障害と認知症は一見関係がないように思えるかもしれませんが、実際には視力の低下が日常的に支障をきたすだけではなく、認知症のリスクを高める可能性があることが最近の研究で明らかになっています。
また、視力が低下すると体の平衡バランス感覚が悪くなって転びやすくなったり、睡眠障害を起こしたりすることもあります。このように目が見えづらくなることは、身体全体の健康に影響を及ぼします。ときには目を休ませ、ケアをしてあげましょう。

■視力低下・視覚障害の予防対策は?
(1)定期的な眼科検診
視力低下と視覚障害の予防において、定期的な眼科検診は非常に重要です。
早期発見と早期治療が視力を維持し、さらなる悪化を防ぐことができるとされています。

(2)栄養バランスの取れた食事
視力を維持するためには、栄養バランスの取れた食事が効果的です。
特に目の健康を維持する為に重要な栄養素を含む食品を意識的に摂取することが大切です。具体的には人参、ブルーベリー、ほうれん草があります。
これらの食品は抗酸化物質を含み、視力の衰えを防ぎ、全体的な目の健康をサポートする効果があります。

(3)適切な目の保護
日常生活において目を適切に保護することも、視力低下の予防に欠かせません。
具体的には、紫外線から目を守るためのサングラス使用、長時間の読書や画面操作時の適切な照明、そして目の休息を定期的にとることが挙げられます。
特にスマートフォンやタブレットパソコンなどの電子機器の使用が増えている現代において、目の健康を守るための、これらの対策は非常に重要です。

■ちょこっと豆知識
視力検査で使用されるアルファベットの「C」のような記号、正式名称は「ランドルト環」といいます。
フランスの眼科医であるエドムンド・ランドルトが考案者で、この人の名前に由来してランドルト環となりました。
ちなみに目に良いとされる色は「緑色」。目の緊張を緩めたり、疲労回復の効果などもあるそうです。広報しりうちは目に優しいことが分かりましたね。

問合せ:保健センター
【電話】5-3506