- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道ニセコ町
- 広報紙名 : 広報ニセコ 令和7年10月号
フランスを含め、言語が分からない国に行くと、特に困るのがレストランでの注文です。ファストフード店であればセルフオーダー端末があり、英語表記にできたり、写真付きで選択できますが、一般的なレストランのメニューは文字だけということがほとんどです。
そんな時に頼りになるのが、スマートフォンの翻訳アプリです。しかし、文字をただ翻訳してもカタカナになるだけで、どんな料理なのかが想像できないことも多々あります。日本に置き換えると、「親子丼」と書かれていても、それが卵と鶏肉の料理だと外国人に想像できるでしょうか?例えば私が驚いたことは、「イル・フロッタン(日本語訳:浮島)」というデザートです。みなさんはこの名前だけでどんな食べ物か想像できますか?
私はいつもChatGPTにメニューの写真を送り、どんな料理か説明してもらっています。すると、「軽くてふわふわのメレンゲ(島)が、バニラ風味のカスタードソース(海)に浮かんでいるデザート」と丁寧に教えてくれるのです。
ただしもう一つの問題は、特にフランスではインターネット環境が悪く、室内に入ると全くつながらないことがあります。そうなると調べることもできず、諦めて適当に頼んでしまいますが…。
この経験から、ニセコ町で生かせる工夫としては、「(1)メニューは多言語表記に加えて写真付きで」、「(2)無料のインターネット環境の整備」の2点が挙げられると思います。ニセコ町の現状はどうでしょうか?
