- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道由仁町
- 広報紙名 : 広報ゆに 2025年4月号
▽活気あふれるまちづくり
様々な地域課題を解決するためには、連携と協働によるまちづくりは欠かせません。
町民の皆さんがそれぞれの立場で町政に関心を持ち、地域課題について対話と情報共有を重ね、それぞれが役割を認識しながら取り組むよう、連携を強化し、地域全体で支え合う協働のまちづくりを進めてまいります。
現在活発化している田園回帰の流れをつかみ、由仁町移住交流支援センターを拠点に「都会に近い田舎」としての当町の魅力を発信するとともに、移住者の叶えたい夢の実現をサポートし、起業や店舗の出店など、新しいライフスタイルにチャレンジする方を支援する体制を充実してまいります。
人口減少社会、生活圏域や交通事情なども踏まえ、一層のサービス充実が見込まれるものについては、南空知定住自立圏での取組のほか、近隣自治体との連携を積極的に進め、町内という枠に捉われず、時代に即した効率的で質の高い行政サービスを推進してまいります。
近年の物価高騰に伴い、人件費や原材料価格、物流コストが大きく上昇しており、公共施設の維持管理費の増加は当町におきまして、大きな財政負担となっております。
今年度も「行政組織等検討委員会」の意見を聴きながら、施設の廃止や更新、長寿命化について、長期的な視点を持って、財政負担の軽減や平準化を図るとともに、公共施設の最適な配置や管理に努めてまいります。
また、近年の電気料金の高騰は、公共施設の維持管理費が増大する要因となっていることから、将来の維持管理費を少しでも抑えるために、有利な財源がある今年度中に公共施設のLED化を終える予定であります。
また、これら当町の取組に加え、近隣4町で構成する南空知葬斎組合が取り組む「伏古斎苑照明のLED化」に必要な費用負担をしてまいります。
近年、スーパーやコンビニエンスストアなどにおいて、電子マネーやQRコード決済により買い物をする人が増えております。
このことから住民票や戸籍証明書など手数料の支払手段を拡充し、町民の利便性を向上させるキャッシュレス決済の導入について、検討を進めてまいります。
町民の皆さんの声を聴き、町政に反映させるため、地域担当職員の活用など様々な場面において広く意見をお伺いするとともに、広報紙やホームページ等を活用してのわかりやすい情報の発信や新たにSNSを活用した情報提供にも努めてまいります。
昨年、町内異業種の若者が集まる組織として、「由仁びとクラブ」の設立に支援を行いました。活動と交流の中でこれからのまちを担う人材として大きく成長ができるよう期待するとともに、町としても必要な支援をしてまいります。
より良いまちづくりを進めていくためには、職員一人ひとりが公務員としての責務を自覚し、資質を磨き、服務規律を徹底しながらより多くの町民から信頼を得ていく必要があると考えております。従来にも増して、時代の変化に応じた知識や能力を習得し、地域の特性を活かした行政サービスを提供できる対応力のある人材の育成が求められています。
今年度は、北海道大学公共政策大学院と連携して「政策立案能力向上研修事業」を実施し、同院が持つ人的、知的資源の交流、活用を図ることで職員の意識、能力の向上及び組織の強化を図ってまいります。
▽地域産業活動がキラリと輝くまちづくり
担い手の高齢化と後継者不足、物価高騰が進む中で、当町の地域産業が持続的に発展していくためには、農・商・工の産業間の連携を図り、地域の優位性や特性を活かした魅力ある取組が重要であります。
基幹産業である農業については、関係機関や団体とより一層連携し、持続可能な農業の実現に向けて、担い手の確保、育成に努めるとともに、適正な生産技術体系の推進による地力と生産性の向上、高付加価値化など、農業所得の確保に向けた取組を進めてまいります。
基盤整備については、引き続き川端地区の農業生産基盤整備事業を推進するとともに、新規事業として、古川地区の基盤整備(水利施設等保全高度化事業)を進めてまいります。
商工業については、由仁町商工会と連携し、町内における経済循環の取組を進めるため、新たに空き店舗等の有効活用の支援策を創設するなど、引き続き、商店街の活性化、中心市街地の賑わいの創出、質の高い雇用の場の創出に向けた環境づくりを進めてまいります。
また、近隣の大学との交流を深め、関係人口の拡大に留まらず、企業訪問や学生インターンシップの受入を通して町内企業の活性化を図ります。
ふるさと寄附金は、当町の魅力に対する寄附者の評価であり、まちづくりの貴重な財源となるものであります。
このため、当町の地域資源を活かした品質が良く魅力ある地場商品等の提供と積極的なPRに努め、関係人口の増加と地場産業の育成等に努めるとともに、新たに現地決済型のふるさと寄附金を導入することで、更なる地域の活性化につなげてまいります。
観光振興については、交流人口の拡大を見据え、由仁町観光協会と連携し、観光プロモーションの強化を図るとともに、まちなか回遊の促進、地元農産物を活用した由仁ブランドとしての価値を高めるなど、戦略的な観光地づくりの取組を進めてまいります。
交流人口の増加は、当町の魅力を実際に感じていただく絶好の機会であり、定住の促進や消費の拡大による他の産業への波及効果をもたらすものと考えております。
新千歳空港に隣接する優位性を活かし、交流人口増加に向けた更なる誘致を促進させるため、その受入環境の充実に努めてまいります。