くらし 令和7年度 施政方針(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道長沼町
- 広報紙名 : 広報ながぬま 令和7年4月号
施政方針表明の様子は、YouTubeチャンネルで配信しています(2次元コードは本紙をご覧ください)
齋藤町長が令和7年度の町政執行に関する所信と基本的な方針を表明しましたので、その内容を紹介します。
私は、町長就任以来、いつまでも安心して住み続けられる豊かなまちづくりを目指し、本町独自の『ながぬま創生』に取り組み、加えて新型コロナウイルス感染症対策や物価高騰対策をはじめ、各種施策に取り組んでまいりました。
この間、町議会議員各位をはじめ町民皆様の深いご理解と温かいご支援を賜り、事務事業を着実に進められましたことに、謹んで感謝を申し上げます。
昨年の町長選挙では、これまでの取り組みに対し、各方面からご理解を賜り、引き続き2期目の町政を担わせていただくことになりました。皆様から寄せられました尊い信託に応えるべく、清新の気概と情熱を持って、誰もが幸せを実感できる政策で、長沼町の明るく活力ある未来を実現するため、全力を傾注してまいる所存であります。
現在、我が国においては、急速な少子高齢化と東京圏への過度な人口集中による地方の人口減少が深刻な課題となっており、本町においても、「長沼町人口ビジョン」及び「長沼町まち・ひと・しごと総合戦略」に基づき、人口減少対策などの取り組みを進め、将来にわたってまちの活力を維持していく施策を積極的に取り組んでまいります。
また、自立した健全な行財政基盤を確立し、町民のニーズに的確に対応すべく、皆が安心して暮らせるまちづくりを目指し、本年、後期基本計画のスタートとなる「第6期総合振興計画」に基づき、本町のまちづくりの普遍的なテーマである「緑の充実」や「農業の振興」への取り組みを一層充実させ、『ひとと自然の共生 きらめく田園と交流のまち ながぬま』を目指してまいります。
■基本政策1 安全・安心で快適に暮らせるまち
快適な生活環境で防犯・防災対策が充実した安全で安心して快適に暮らせるまちづくりを進めます。
▽治水対策の推進
千歳川水系の各河川において、「千歳川河川整備計画」による堤防の強化、河道掘削や河川改修など、早期整備に向けて関係機関に強く要請してまいります。
また、新たに策定された「千歳川流域水害対策計画」の趣旨を踏まえ、千歳川流域の関係機関と連携し水害に強い流域づくりを推進してまいります。
さらに、防衛施設周辺整備事業では、富士戸川の改修工事を継続するとともに、新たにフシコ第2枝川の改修工事、富士戸1号堰堤(えんてい)及びワッカポップ堰堤の観測機器更新工事を実施してまいります。
▽土地利用
本町の土地利用は農業地域、都市地域及び森林地域の3つに区分されており、優良農地保全対策の推進や市街地土地利用の計画的推進など実施しております。こうした中、周辺自治体の大きな産業動態に対応すべく、都市計画マスタープラン、立地適正化計画を策定し、具体的な都市機能を誘導する計画などにより、コンパクトシティ・プラス・ネットワークの形成に取り組んでまいります。
▽交通網の整備
「道央圏連絡道路」の全線開通に向けた工事も着実に進んでおり、残る長沼南幌道路についても、早期整備に向け、引き続き関係機関に強く要請してまいります。
町道では、山加山線道路、南5条中線外1街路、北5条西線外1街路の整備を引き続き進めてまいります。
また、老朽化した町道の舗装補修など生活道路の整備を進めるとともに、町道橋の老朽化対策についても、定期的な点検を実施し、適切な対策に努めてまいります。
さらに、「地域の足」として重要な役割を持つデマンドバスについては、利用者のニーズに合わせた運行を図るため、運行エリアを全町に拡大いたしました。
今後も利用状況を勘案し、各路線エリアの変更及びダイヤの見直しなど、地域の実情に合った最適な運行サービスの提供及び継続的な運行に向けて、デマンドバスのあるべき姿を柔軟に検討してまいります。
▽情報化の推進
情報化社会による多様な変化に対応していくため、町民生活の利便性、快適性の向上や行政事務の一層の効率化を進めてまいります。
また、昨年度に導入したLINEアプリを活用し、行政サービスの検索性と利便性の向上を図ってまいります。