- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道栗山町
- 広報紙名 : 広報くりやま 令和7年6月号
介護福祉学校と栗山高校を隔月で取材!
◆栗山高校福祉の研究成果を発表
大塚里実(おおつかさとみ)さん
(栗山高校2年)
▽栗山高校を代表して
栗山町の福祉をテーマに、栗山高校一年生を代表して空知大会で研究成果を発表した大塚里実さん。
昨年12月に、探究活動を通じて、言語能力や問題発見・解決力の育成を目的に北海道教育委員会が主催する「令和6年度探究チャレンジ空知」に出場しました。
栗山高校の一年生全員を対象に開かれた選考会では、大塚さんの取り組みに対する意欲や、研究成果がうまくまとめられていたことなどが高く評価されたと担任の梅津学先生は言います。
▽実際に体験して気づく
栗山高校では、令和5年度より、介護福祉学校と連携し、3年間学習する「栗山と福祉」が、必修科目となりました。授業では、実際に、介護福祉学校に行って実習もします。「私の祖父は介護が必要な状態でしたが、介護福祉学校生と一緒に、道具の使い方や、サポートの仕方を学んだことで、祖母の苦労がわかりました。そして、知識をつけることで、誰かを助けてあげられることに気づきました」と大塚さん。
「栗山と福祉」の実習で学んだことや、福祉の視点から見た、公共施設の課題点を、研究結果として5分間のスライドにまとめました。
大会は、オンラインでの発表でしたが、順番を待つ間からとても緊張したそうです。
▽挑戦してプラスになった
一番苦労したのは、わからないことだらけだったスライド作り。説明したいことが多すぎて、どうしたら相手にわかりやすく、時間内に伝えられるかを考えて作成するのが、とても大変だったと言います。
「町外から通学していて、部活動もあったので、準備はとても苦労しましたが、良い経験になりチャレンジして良かったです。将来の目標は、まだ、はっきりとはしていませんが、ホテル業務か、ブライダルコーディネーターに興味があります」と話す大塚さんの、明るい笑顔が印象的でした。