くらし 誰もが自分らしく暮らせる未来へ 浦臼町パートナーシップ宣誓制度について

浦臼町では、LGBTQと呼ばれる性の多様性を認め合い、個人として尊重され、自分らしく安心して生活できることを目的に「浦臼町パートナーシップ宣誓制度」を導入します。
本制度では、町に宣誓書を提出した二人を対象に、「パートナーシップ宣誓書受領証」等を交付します。法的な婚姻と同等の効力を持つものではありませんが、宣誓を行うことで、町としてお二人の関係性を尊重し、一部の行政サービスが利用可能となります。相続や税の控除などの法律上の効果は生じないものの、町が認めることをきっかけとして、地域における理解促進につながり、誰もが自分らしく安心して暮らせる社会の実現を目指します。

■浦臼町パートナーシップ宣誓制度について意見を募集します
公表する資料:
・浦臼町パートナーシップ宣誓制度の概要について(案)
・浦臼町パートナーシップ宣誓の取扱いに関する要綱(案)
・浦臼町パートナーシップ宣誓制度手続きガイド(案)
募集期間:8月12日(火)~8月29日(金)
意見を提出できる方:町内在住者、町内で働く方、町内で事業を営む事業者および法人その他の団体および個人
閲覧場所・配布場所:役場正面玄関前・役場1階住民課窓口・浦臼町ホームページ
提出方法:提出用投稿箱・郵送・持参・Eメール

■宣誓を行うことで利用可能となる行政サービス

※世帯が同一であれば、パートナーシップ宣誓をしなくても届け出や申請できる手続きあり
(例:住民票の届出・交付申請、国民健康保険の加入・届出・交付申請 など)

■知っていますか?LGBTQのこと。
LGBTQは、いろいろな「性のあり方」を持つ人たちを表す言葉です。「男」や「女」だけでは分けられない、さまざまな性や恋愛の形があることを意味しています。
L(レズビアン):女性で、女性を好きになる人
G(ゲイ):男性で、男性を好きになる人
B(バイセクシュアル):男性も女性も好きになる人
T(トランスジェンダー):生まれたときに割り当てられた性別と、自分が感じる性別が違う人
Q(クエスチョニング):性のあり方が「男」「女」などの枠に当てはまらない、または自分の性がまだ分からない・決めていない人

■決して「特別な存在」ではない。
日本におけるLGBTQ当事者の割合は、調査によって幅がありますが、以下の結果が示されています。
・20~59歳の日本人のうち9.7%(約10人に1人)
・他の調査でも8~10%前後(10~13人に1人)という結果が多く、これは「佐藤」「鈴木」「高橋」「田中」姓の人の割合(約5%)よりも多いと例えられることがあります。
身近な例:
学校…40人クラスに3~4人
職場…社員100人の会社で9~10人
家族や親戚…親戚20人で1~2人
現代社会には、主に異性間の婚姻を前提とした制度や慣習が多く存在しています。しかし、性のあり方は人それぞれ多様であり、異性間に限らず、同性のパートナーや事実婚など、様々な形で人生を共に歩む方々もいます。
近年、性的マイノリティは社会的に認知されつつありますが、依然として偏見や差別に苦しんでいる方々がいることも事実です。
性的マイノリティは、決して特別な存在ではありません。誰もが自分らしく生きられる社会を目指し、互いを尊重し、理解を深めていくことが大切です。

意見の提出・問い合わせ先:
〒061-0692 樺戸郡浦臼町字ウラウスナイ183番地の15 浦臼町役場住民課住民係
【電話】0125-68-2112【E-mail】[email protected]
※メールで提出する場合は、件名に「パートナーシップ宣誓制度(案)に対する意見」と記載し、「意見・提案用紙」を添付してください。