くらし 議会だより No.191(4)

■総務産業常任委員会報告
○農業経営基盤の強化の促進に関する計画について
調査日:4月8日

◆概要
農業経営基盤強化促進法等の一部改正により、従来の人・農地プランに将来の地域の農地利用を明確化するために目標地図を作成し地域計画を策定、その実現のために農地バンクを活用した農地の集約化等を行うとした改正法が令和5年4月に施行、地域計画は令和7年3月末までに策定することとされた。そこで、次の項目について調査を行った。

(1)地域計画について
本町の地域計画は令和7年3月28日に策定され、農用地等面積3240ヘクタールが計画区域として示されている。

(2)目標地図の閲覧について
目標地図の作成が地域計画策定の必要項目になっていて、農業者ごとに色分けし作成されている。農用地集積率は70%を超えている状況。

(3)農地中間管理機構(農地バンク)について
北海道農業公社が農地バンクに位置付けられ、農業経営基盤強化促進法による農地の賃貸・使用貸借・売買・贈与・交換については、北海道農業公社を通じて手続きを行うこととなった。

◆考察
・農地の有効利用のため、新規参入しやすいようにモデル事業を構築する必要があると考える。
・令和6年1月に農業委員会で行った意向調査の結果を踏まえ、農地の流動化に有効活用願いたい。
・農地の適正な集積に向けて、目標地図の見直しを毎年行う必要があるのでは。
・今後の持続的な農業振興のために、国営・道営の農業基盤整備事業を積極的に進めるべきと考える。
・後継者とその配偶者について、今後の農業振興において大切な課題と捉える。マッチングアプリや他の方法を用いるなど、町としても取り組む必要があると考える。

■議会の流れ
○議会運営委員会
6月5日
・令和7年第2回定例会の運営について

○全員協議会
5月16日
・浦臼町税条例の一部改正について(専決処分)
・国民健康保険税条例の一部改正について
・一般会計補正予算(第2号)について
・第5次総合振興計画及び第3期総合戦略の素案説明について
・パートナーシップ宣誓制度について

6月12日
・令和7年第2回定例会について
・浦臼町税条例の一部を改正する条例について
・中津沿岸線横断管改修調査設計について
・パートナーシップ宣誓制度について
・浦臼町太陽光発電事業と地域との共生に関する条例(仮称)の制定について
・乗り合いタクシー事業について

○議会広報特別委員会
7月10日
・議会だより第191号の編集

■議会で参加した研修会
○北海道町村議会議長会議員研修会(7月8日札幌市)
「地方議会における議員の多彩化に向けて―地域社会の「鏡」としての議会を考える―」
西南学院大学 法学部教授 勢一 智子氏
「人口減少社会を生き抜くために」
人口戦略会議 副議長 増田 寛也氏

○空知町村議会議長会議員研修会(7月16日 妹背牛町)
「DZマート地方部出店への取り組みについて」
株式会社ダイゼン代表取締役社長 柴田 貢氏
「公設民営スーパー等(ライドシェア事業を含む)の展開について」
みずほ銀行旭川支店

■議会の活動状況がインターネットでもわかります
議決結果、一般質問通告、会議録等を公開しています。
左のQRコード(本紙参照)から浦臼町議会のページを開けます。
(【URL】https://www.town.urausu.hokkaido.jp/gyousei/gikai/)

■寄付行為について
議会議員は、選挙区内で金銭や品物を贈ることは特定の場合を除いて法律で禁止されています。
また、有権者が求めてもいけません。
ご理解とご協力をお願いいたします。

■編集後記
機首を上げるにはエレベータ舵をアップ(引く)、旋回にはエルロン舵を。左右方向はラダーで調整。大雑把な舵を軽減させるにはフラップを使います。東京浦臼会総会に参加するために久しぶりに搭乗した飛行機の中でぼんやり考えていました。
日本の舵取りは誰が行っているのか?当然飛行機に乗っている我々は舵取りが不満であってもコックピットに怒鳴り込む事はできません。なので、そうならないように航空会社の適切な経営や整備体制に注視する事しか手がありません。
主権は国民にあるとうたいながらも、我々は何ができるのでしょうか?目先の給付金や減税で日本がこの先やっていけるのか?もやもやは晴れません。(土屋)