くらし 厳冬期における避難所運営

厳冬期における避難所運営は寒さが厳しい北海道では重要です。災害対策事務局では1月29日から30日の1泊2日で開催された札幌市北区体育館での避難所運営・宿泊演習に参加しました。
この演習では非常食(缶詰、アルファ米、ビスコ、水)の加熱と食事、段ボールベッドでの宿泊体験などを行いました。この日は外気温が高く、毛布2枚と寝袋で寒さ対策は問題ありませんでした。実際に宿泊すると寒さ以外の課題としてプライバシーへの配慮の重要性を感じました。段ボールベットは隣の人との距離が近く、少しの物音で何度も目が覚めてしまい全く熟睡ができませんでした。実際の災害の場合は、このような生活が何カ月も続くことが予想され、心身共に疲弊し、健康を害してしまうと感じました。
来年度も各地域で災害研修を実施する予定です。この体験を踏まえた防災意識の向上を図っていきたいと考えています。
災害に備えて各家庭で3日分の水・食料品のほか簡易トイレなどの衛生用品の備蓄をお願いします。