くらし フレッシュミズ道外研修を終えて

JAきたそらち女性部北竜支部
フレッシュミズ会長 佐藤仁美
令和6年11月22日~25日の4日間、沖縄へ視察研修に行かせて頂きました。今回はJAきたそらち北竜地区理事北清直人さん、ひまわりライス生産組合から組合長後藤敦さん、組合員の近江章さん、竹林博文さん、JAきたそらち北竜支所職員阿部孝司さん、内村奈緒さん、フレッシュミズ役員からは北島陽奈さん、堂前昌江さん、川村まり子さん、佐藤の総勢10名で参加させて頂きました。
研修先の1つ「JAおきなわ」の直営店「うまんちゅ市場」では2日間に渡り2班に分かれ、交代で新米の試食・販売を行いました。
店内は直売所となっており、採れたての野菜や果物を生産者自ら綺麗に並べる作業をされていて、朝から活気に溢れていました。今年は「うまんちゅ市場22周年感謝祭」ということもあり、私達の他にも北海道から、北の杜倶楽部さんがジャガイモや玉ねぎの販売、全農あおもりさんはリンゴ、全農東北さんはレモンとみかんの詰め合わせの販売を行っていました。
私達は入ってすぐ真正面に特別ブースを設けて頂き、炊きたての「ななつぼし」「ゆめぴりか」の試食、食べ比べをしてもらい「うんうん!」とうなずく方や「おいしいね!」と言って購入してくださる方が多く、特に「ゆめぴりか」の3kgが好評でした。購入して頂いた方には「ゆめぴりか」の無洗米パックの無料配布も行いました。
お客様の中には外国の方も多く、玄米を求める方が多数いらっしゃいました。うまんちゅ市場は店頭精米を行っているので、玄米希望の方はそちらにご案内しましたが、今後はJAきたそらちのブースで少しだけでも玄米販売が行えたら良いのではないかと思いました。
周囲ではレモンとみかんの詰め合わせが大変人気で賑わっていました。少し焦る気持ちもありましたが、私達は体調がすぐれない者もいる中で自分にできる仕事をそれぞれが分担し、積極的に声かけや試食をすすめて、良い結果を残せたのではないかと思います。
また、私達フレッシュミズは農家視察にも行かせて頂き、北海道民にはあまりなじみの無いゴーヤとモロヘイヤの栽培を見学しました。
糸満市で約200坪のゴーヤをハウス栽培している玉城(たましろ)さんは害虫駆除の為に「ダニ」を使用していました。少し前まではボトルに入ったものを撒いていたそうですが、現在では小さなパックをぶら下げるだけのタイプに変わっており、少人数でも作業がしやすくなったそうです。農薬の使用は最小限で、ほとんどをダニに頼っており、ピーマンやトマトにも使用できるので、沖縄ではダニを使用するのが基本となっていました。北海道でも使えること知り、試してみたいと思いました。また苗床には雑草を防ぐ為にチップが敷きつめられていました。受粉作業は1つ1つ手作業で行われる為、1番時間がかかる大変な作業だそうです。10月に植えたら5月8日(ゴーヤの日)まで長期に渡り収穫をされるそうです。
モロヘイヤをハウス栽培されている幸地(こうち)さんは気さくな方で、約3,000坪のハウスを管理されていました。他にも時期別にキャベツ、ゴーヤ、キュウリなどハウスや路地で栽培されていて1年を通していろいろな作物を収穫されていました。モロヘイヤは実は沖縄県民の方はあまり食されず、ほとんどが県外出荷をしているそうです。味噌汁やお浸し、胡麻和えなどで食べると美味しいとおっしゃっていました。
沖縄の11月は23度~25度ほどあり北海道の7月くらいの温度で、私達にはほんの少し暑かったですが、気持ちの良い風が吹いていて過ごしやすかったです。
今回の研修ではJAおきなわの職員の方、うまんちゅ市場の従業員の方、ひまわりライスのメンバーの方、JA北竜の職員の方にさまざまな場面でサポートして頂き、貴重な体験をさせて頂きました。今後もさまざまなイベントに参加し、知識等を身につけ生かせられたらと思います。
各関係者の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。