くらし あったかす発『北の大地から』

■こども発達支援センター「たーち」
鷹栖町長 谷 寿男

北野地区在住の西本祥之さんに命名いただいた、こども発達支援センター『たーち』が10月1日に正式にオープンした。
「たーち」とは「たかすチルドレン(鷹栖の子どもたち)」の略でもあり、「鷹栖」と「アーチ(架け橋)」の言葉から、子どもたちが地域をつなぐ存在になってほしいとの願いが込められている。
子どもを育てるには、大なり小なりの悩みがあるものだが、相談したくても身近な家族や縁者が近くにいない場合や相談がしにくい環境もある現代。特に幼少期がポイントといわれる発達支援は、早期の相談や遊び等を通じての療育で成長を支援することが求められている。「たーち」には、ベテランの指導員、支援員、保育士が常駐し、来られた親子をサポートし、何より心の拠り所としての役割も大きいと推察する。
オープン前の記念講演会には安藤千幸さんをお迎えし「あそびってすごい!こどもが育つヒミツ」の講演会を開催し、実技を中心としたさまざまな「あそび」から見えてくる行動と成長のポイントを教えていただき、受講した先生方は早速、幼稚園・保育園で活かしてみたいと目を輝かせていた。
名付け親の西本さんは「小さいお子さんでも発音しやすく、子どもから親御さんまで多くの方に愛される施設になってほしい」と、あいさつされたように、「笑顔 幸せ みんなでつくる あったかす」の新たなキャンパスに大きな期待と責任の重さも同時に感じている。