くらし スマホの『知る』が『つながる』に変わる

〜町の情報を、もっと身近に。もっと便利に〜

町の情報発信のかたちが大きく変わろうとしています。
広報誌や回覧板に加え、LINEなどのSNSを通して、必要な情報を受け取れる時代。
その一方で、「スマホを持っていない」「使い方がよくわからない」という声も少なくありません。
このページでは、誰もが情報を受け取り、町とのつながりを感じられるように令和6年度から始まった「スマホ教室・LINE教室」の取組と、これからの展望を紹介します。

■はじまりは「情報格差」をなくすことから
デジタル化が進むなか、紙のチラシや電話に頼らずに申し込みができる仕組みが増えています。
しかし、スマホ操作に不安を感じる方にとっては、便利さよりも「難しそう」という印象が先に立ちます。
町はこうした声を受け、令和6年度に「デジタルリテラシー※向上プロジェクト」を立ち上げました。
目的は「町の広報情報を受け取り、暮らしに活かせる町民を増やすこと」。スマホの基本操作から、公式LINEの使い方、防災情報の受け取りまで、一人ひとりのレベルに合わせた教室を開いてきました。
※デジタルリテラシー…デジタル技術を理解し、適切に活用する能力のこと。

■住民センターとの連携を
町内各地区でのヒアリングを通じて、地域によって課題や関心が見えてきています。
・指導者向け講座を希望。「自分たちが教えられるようになりたい」
・防災の観点からLINE登録の必要性を指摘。「避難情報を受け取るためにも登録を」
・ガラケー利用者が多く、まずはスマホへの移行支援を検討。
・今後、ニーズ調査を開始予定。

こうした動きは、「地域が自分たちのペースでデジタル化に向き合う」第一歩です。単なる教室にとどまらず、“地域ぐるみの学び”へと進化しつつあります。

■これまでのあゆみ

■町民の声から見えてきた「手ごたえ」
「丁寧に教えてもらえて、写真を送れるようになった」
「LINEで防災情報が届くようになって安心です」
「友達とスタンプのやり取りができてうれしい」
「スマホを買ったばかりだったけど、続けて参加したらできることが増えた」

こうした声の多くは、高齢者だけでなく、幅広い世代から寄せられています。
「スマホを使いこなすこと」は、単なる便利さではなく‶つながる力”そのもの。
町と住民、住民同士の距離を近づける役割を果たしています。

■これからの展望(案)(令和8年度に向けて)
▽誰もが相談できる場を
定期的に講座を開催するほか、いつでも相談できる体制づくりを研究します。

▽公式LINEを暮らしの入り口に
防災情報やくま出没情報、ごみの出し方、健康・福祉など、登録すれば生活に役立つ情報が届きます。

▽新しい学びのかたちへ
オープンチャットなどを活用し、講座後も継続して交流できる仕組みを検討しています。

■参加してみませんか?
スマホが「ちょっと苦手」でも大丈夫。
「知る」ことは「できる」ことへの第一歩です。会場では講師やスタッフが丁寧にサポートします。
これをきっかけに、スマホがあなたの毎日を少し楽しくしてくれるかも?

▽次回以降の開催教室
次回以降の開催日程は次のとおりです。
(1)11月26日(水) スマホ操作基本編・LINE初級編
(2)12月24日(水) スマホ操作中級編・LINE中級編
(3)令和8年2月18日(水) スマホ上級編・LINE上級編
(4)令和8年3月18日(水) 公式LINEでお悩み解消編
場所:サンホールはぴねす

申し込み・問い合わせ:教育委員会教育課生涯学習係
【電話】87-2028
11月12月の申込みは本紙掲載の二次元コード参照
※2月3月は別途ご案内します

▽出前講座の申込受付中!
町内5名以上のグループに講師を派遣することもできます。