- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年5月号(第728号)
◆地球を守るために、楽しく学ぶ時間を。
3月29日、複合施設はなのわで、小学4年生以上を対象にしたゼロカーボンイベントを開催しました。今回は地域おこし協力隊の松江隊員と安西隊員が企画・運営し、「遊びながら学ぶ」ことをテーマに、地球環境と食について楽しく学べる内容となりました。
◇第一部「get the point」で資源の大切さを体感!
前半は、カードゲーム「get the point」を通じて、資源の使い方と環境への影響について学びました。ゲームのカギは、再生できる資源と再生できない資源の違い。持続可能な方法で資源を使えばアイテムを作り続けられますが、目先の利益にとらわれて再生できない資源ばかり使うと、いずれ資源が枯渇してしまいます。
参加者たちは「この資源は次の人のために残そう」「再生できる資源を選ぼう」と工夫しながらゲームに取り組み、資源を大切に使う意識が自然と芽生えていました。「資源を使い切ったら生きていけなくなる」といった声も聞かれ、遊びながら持続可能な社会の大切さを実感する貴重な時間となりました。
◇第二部 保存食でおいしいカレー作り
後半は、包丁もまな板も使わない「保存食カレー」の調理体験。乾燥大豆ミート、ツナ、ひよこ豆などを使ったレシピは、簡単かつ栄養バランスも良く、災害時にも役立ちます。調理は15分ほどで完成し、「本格的な味!」「非常時にも安心」と大好評。大人の参加者からも「普段の食事にも取り入れたい」との声があがりました。
◇食と遊びから広がるゼロカーボンの輪
今回のイベントの目的は、ゼロカーボンの取り組みの一環として、身近な「食」や「遊び」を通して環境と向き合うきっかけを持ってもらうことでした。特にフードロスの削減は、日々の意識で実践できるゼロカーボンへの第一歩。保存食を活用する工夫は、防災にもつながり、家族で話し合う良い機会になります。
地球を守るには、難しい知識よりも、小さな行動の積み重ねが大切です。東神楽町では、今後も楽しく学べる環境イベントを通じて、みなさんと一緒にゼロカーボンの歩みを進めていきます。次回の開催もお楽しみに!
◆ゼロカーボンとは
二酸化炭素の排出をできるだけ減らし、地球温暖化を防ぐための行動や考え方のことです。
問合せ:まちづくり推進課
【電話】83-2113