- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道当麻町
- 広報紙名 : 広報とうま「我が郷土」 2025年11月号
■みんなの「移動」を支える公共交通とは?
車での移動が当たり前になった現代も、車を運転できない人にとって学校や病院、買い物などへ出かけるために、「乗せてもらう」以外の移動手段があることは大きな安心です。
そんな「みんなの移動」を支えているのが、「公共交通」です。
バスやタクシー、JR、そして町が運行する路線バスなど、誰もが使える交通手段をまとめて、こう呼びます。公共交通の特徴は、一度に多くの人を運べること。さらに利用者が増えることで、一人あたりの二酸化炭素の排出量が少なくなることから、環境にやさしい移動手段でもあります。
公共交通は私たちの暮らしを支える大切な基盤。交通がある=その地域で「生活できる」ことにつながります。
当麻町では、長年にわたり町独自の交通を運行してきました。しかし、そのかたちは少しずつ変化しています。
公共交通はまちをつなぐ交通のネットワーク。
暮らしを支える大切な基盤です。
▽図1「のるーと当麻」導入に伴い、統合される事業
「のるーと当麻」導入により、変わる交通のかたち

■これまでの交通から、次の一歩へ―「のるーと当麻」の誕生
当麻町では、これまで目的に合わせてさまざまな「交通」を運行し、通院や買い物、外出など、町民の暮らしを支えてきました。しかし近年、地域交通を取り巻く環境は大きく変化。そうした中で、「誰でも自由に移動できるまち」を守るために生まれた、新しい公共交通の仕組みが「のるーと当麻」です。
「のるーと当麻」の特長は、次の3つ。
・町内外の居住を問わず誰でも乗れる
・時刻表に縛られず、行きたいときに電話やLINEですぐに予約できる
・行先は町内であればどこでも可能
これまで路線バスなどが担ってきた機能を引き継ぎながら、AI(人工知能)を活用してより便利に、より効率よく運行できるようになりました。
限られた人員や予算の中でも、町民皆さんの移動を守っていくために―。
町内全域を走る「のるーと当麻」は、通院や買い物だけでなく、趣味や交流など、人と人をつなげる新しい持続可能な交通の輪を広げていきます。
(1)「のるーと当麻」は8人乗り。予約に応じて2台が運行します。
(2)お支払いは、「でんすけペイ」または、現金で。
(3)ルートはAIが自動で計算。LINEで予約すると乗車時刻をお知らせしてくれます。
LINEで予約…当麻町公式LINEアカウント
電話で予約…【電話】(0166)73-7732
