くらし 令和7年度 町政執行方針(1)

◆暮らし輝き交流あふれる 四季彩のまち・かみふらのをめざして
地方税収など自主財源の大きな伸びが見込めないなかで、全収入の7割以上が依存財源という、柔軟性の乏しい財政構造となっています。
過去の地方債の償還完了に伴い償還費はピークを過ぎ減少している一方で、人口減少社会を見据え自立した地域を維持するための地域振興、少子高齢化、子育てや介護など幅広い社会福祉環境の整備をはじめ、多発する自然災害に対する応急・恒久的防災対策、老朽化が進む社会資本の長寿命化など、さまざまな行政課題に対応するための継続的な財政需要が想定されています。
さらに、町立病院の建て替えをはじめとした公共施設の改修など、大きな公共投資に伴う、公債費償還も始まっており、中長期的な見通しに基づき、活力あるまちづくりと自治体経営の安定化との両立を図っていかなければならないと認識しています。
財政的に依然として厳しい状況ではありますが、町民の皆さまが「かみふらの」に愛着を持ち、夢と希望に満ちたまちづくりを進めていくことが何よりも大切であると受け止めています。第6次上富良野町総合計画に掲げている将来像を基本に、これからを見据えたまちづくり、「活力あるまちづくり魅力あるまちづくり持続可能なまちづくり」を念頭に課題への対応、事業実施において緊急性や優先性などを十分考慮し、今後見込まれる財政需要に対する財源確保の状況を見極めながら、予算編成を行いました。

ここに掲載しているのは抜粋です。全文は町ホームページでご覧ください
令和7年度町政執行方針全文はこちらから(本紙二次元コードよりご覧ください。)

◆5つの町政運営基本方針
◇きれいで安全・安心な生活環境のまち
公共施設など50カ所の照明について、温室効果ガスの排出削減、電気料金の軽減などを目的とし、年次的にLED化改修を行います。
消防・防災では、頻発する自然災害に対応するため、地域防災計画などを2年かけて見直しを行い、関係機関と連携した防災・減災の活動に取り組みます。
令和7年4月1日施行の上富良野町犯罪被害者等支援条例にのっとり、町民や事業者の理解と相互協力のもと、誰もが安全で安心して暮らすことができる地域社会の実現に取り組みます。

〔新規〕
・公共施設照明LED化事業
・地域防災計画等改定業務
・日の出公園ラベンダー植栽事業

◇みんなが元気になる健康・福祉のまち
帯状疱疹ワクチン接種が65歳以上を対象に定期接種になることから、希望する方が接種できるよう、接種費用の助成などを行い、医療機関と連携を図りながら進めます。
病院施設改築整備については、本年度最終年となることから外構整備を実施します。
子育て世帯の経済的支援の取組みとして、子育て応援事業(ごみ袋交付)の継続や第3子以降の新生児の出生に対して出産祝金を支給することにより、次代を担う多子家庭を応援し、こどもの健やかな成長と保護者の経済的負担の軽減を図ります。
令和8年度より全国で本格的実施となる「こども誰でも通園制度」の実施に向け、保育士確保対策として、就労支援金、家賃補助事業を実施します。

〔新規〕
・高齢者施設経営コンサル事業
・保育士等確保対策事業
・こどもの生活・学習支援事業
・出産祝金
・帯状疱疹ワクチン接種事業(本紙16ページで詳しく紹介しています)