- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道上富良野町
- 広報紙名 : 広報かみふらの 2025年4月10日号
◇活力と交流あふれる産業のまち
農林業では、農業の生産性向上を図るため、引き続き富原・島津地区において基盤整備事業を実施するとともに、農村地域防災減災事業として実施されている日の出排水路整備事業について、事業効果の早期発現に向けて、十分な予算の確保と早期の完了について関係機関に対し要望を行います。
ラベンダー・ホップ・メロン・青シソなどの特産農作物の農家戸数の減少や農業従事者の高齢化による労働力不足への対応として、地域おこし協力隊員を増員配置。農業生産の維持、拡大につなげるとともに、将来の担い手として定着を図ります。
商工業では、アルコール類や農畜産物を活用した製品など、本町の地域特性が強い商品の付加価値をさらに高め、ブランド化を進めるとともに、キャッシュレス決済の拡充による町内消費の喚起、町外購買力の取込みと併せて後継者不足などの諸課題への対応に向けた取組みを進めます。
観光・交流では、多くの観光客が訪れる吹上温泉保養センター白銀荘の老朽化改善に向けた維持修繕について適切に取り組みます。
ロケツーリズムなどの取組み、地域おこし協力隊や地域プロジェクトマネージャー制度などを活用し多様な施策・課題に対応する新たな人材の確保・育成を引き続き進めます。
十勝岳ジオパークでは、9月に日本ジオパーク全国大会の開催を予定していることから、関連団体や町民と一体となって全国大会の開催に向けて活動を強化します。また、今年は、ジオパーク認定後4年目にあたり、日本ジオパーク再認定審査が行われることから、ネットワーク活動の強化や地域のさらなる活性化を進め、ジオツーリズムの推進や商品開発などを通じて、課題解決に努めます。
〔新規〕
・UIJターン新規就業支援事業
・地域プロジェクトマネージャー事業
〔拡充〕
・地域おこし協力隊(特産農作物支援員)
〔継続〕
・郷土館改修事業
◇発展を支える生活基盤の整ったまち
町道については、「道路等整備計画」の更新を図りながら計画的、効率的に整備を進めており、本年度は簡易舗装2路線、改良舗装1路線を実施します。
橋梁は、3橋の修繕工事を実施します。
情報化について、新年度から運用開始する「文書管理システム」は、意思決定手続きのデジタル化を促し、職員のDX意識改革と自治体DX推進の契機となり、引き続き町民の利便性向上に向け、電子申請などの利用や各種デジタルサービスの活用・拡大を促進し、より快適で住みやすい町づくりをめざします。
〔新規〕
・町営住宅東町団地屋根等補修
〔継続〕
・道路、側溝、河川、排水路及び付属施設の維持補修と簡易舗装整備
・道路・橋梁、河川整備事業
◇ともに生きともにつくるまち
自衛隊員との共存共栄のまちづくりを図るため、駐屯地と連携し、隊員が働きやすい環境を図るとともに、関係する市町村や機関、団体と連携しながら、上富良野駐屯地の規模堅持と体制強化、隊員の充足率の向上などを求める要望活動を進めていきます。
令和8年度より北海道が課税する「宿泊税」については、本町としても導入について検討、研究を進めます。
ふるさと納税事業では、地域の特産品を広くPRするとともに、地域活性化財源としての確保を図るほか、企業版ふるさと納税については、地域再生計画に基づき、「泥流地帯」映画化事業のほか、地域活性化を図るうえでの有効な財源として活用し、企業が取組む地域貢献活動と一体となったまちづくりを進めます。