くらし 美瑛・上富良野エリア 十勝岳ジオパーク通信

◆第18回トカチルゥチシ伝承堅雪フットパスを開催しました
十勝岳ジオパーク推進協議会が共催したトカチルゥチシを歩く会主催の「第18回トカチルゥチシ伝承堅雪フットパス」の様子をお届けします。
本イベントは、松浦武四郎が残した記録をもとにアイヌ古来の石狩・トカチ往還路の一端をたどる内容となっており、毎年4月上旬に開催されています。
コースは、ルゥチシ(ここでは富良野岳と前富良野岳間の峠を指す)を越えて原始ヶ原登山口へ降りるルゥチシ班、峠の手前付近で引き返すフットパス班を用意し、全体で68人の方にご参加いただきました。
入山前には、18回目にして初めて、富良野近郊でアイヌ民族の文化や歴史を正しく伝える活動をされているフラヌイウンクルの吉村オプケ圭一郎さん、門別エンコロこずえさんをお招きし、入山の儀式を行っていただきました。
天候にも恵まれ、移動中は汗ばむ陽気でしたが、両班ともに、楽しみながら無事にイベントを終えることができました。今回開催にあたり、陸上自衛隊上富良野駐屯地の方々をはじめ、ご協力・ご参加いただいた皆さまありがとうございました。

◆新規採用職員の紹介
4月1日から上富良野町役場に入庁し、企画商工観光課へ配属され、ジオパーク推進業務も担当することになりました、黒川大翔と申します。出身は旭川で、まだまだ上富良野町や美瑛町のことは分からないことばかりですが、たくさん勉強して少しでも早く地域のお役に立てるように頑張ります。体を動かすことが好きなので、登山に興味があります。職場で十勝岳や地域のことについてたくさん学びたいと思います。