くらし 火災・救急・救助119 消防瓦版纏(まとい)No.444

■火災に遭遇したときの対処方法とは?
火災のニュースを目にすると、自分が火災現場の近くにいた場合にどう対処すればいいか気になりませんか。今月号では、基本的な対処方法(リスク回避方法など)をお知らせしますので、ぜひ参考にしてください。

1.できるだけ早く避難を!
建物火災から避難する際の鉄則は、できるだけ早く行動を開始することです。特に避難経路などを把握していない外出先で火災に巻き込まれた場合、経路が分からず避難に時間がかかります。そのため、「非常ベルが鳴っているが誤報に違いない」「周りの人が動きはじめたから移動しよう」などと安易に考えず、率先して行動を開始する必要があります。また、エスカレーターやエレベーターは使用せず徒歩での避難が原則となります。宿泊しているホテルなどでは、避難経路を確認しておきましょう。

2.煙を吸わないように避難を!
タオルやハンカチで鼻と口を覆うことで、吸い込む煙の量を減らせます。折り重ねて枚数を増やすと効果的ですが、一酸化炭素を防ぐことはできませんので過信は禁物です。
火災のときに発生する一酸化炭素は、少量の吸入であっても、意識を失ったり身体が動かなくなったり、大量に吸い込むと数分で死亡すると言われています。

3.視界が悪化した場合は壁沿いに移動を!
視界を奪われた場合は、煙が流れていく方向(屋外側)に向かって壁沿いを移動し、さらに誘導灯を見つけて明かりの方向へ移動するようにします。後続の避難者がいなければ、建物内部の扉を閉めながら移動した方が、延焼や煙の充満を遅らせることができます。

■救急出場状況(8月分)
交通事故:4件(3人)
一般負傷:6件(6人)
急病:11件(11人)
8月計:21件(20人)
累計:163件(137人)
※( )内は傷病者搬送人員

問合せ:富良野広域連合富良野消防署占冠支署
【電話】56-2119