くらし 令和7年度 教育行政執行方針(3)

■小平らしい生涯学習の充実
社会教育の推進につきまして、人生年時代を迎え、生涯を通じた学100びを支え、心豊かな人生を送ることができるよう、社会教育が生涯学習の中核的な役割を果たす必要がございます。本町では、新たにスタートする「小平町第8次社会教育中期計画」の基本目標「ここにしかない自然と文化に育まれ、育てる担い手、広がる関係、未来へつなぐ人づくり」のもと、まちの将来を担う人材の育成や社会教育分野の学びを通じた人とのつながりをこれまで以上に大切にしながら各種事業の取組を推進してまいります。
生涯スポーツの推進につきましては、本町では管内で唯一海洋スポーツ施設を有しており、マリンスポーツや親水活動を通じて、青少年の健全育成を図っております。冬季におきましても望洋台スキー場を開設し、冬季間の運動不足や雪と親しむ機会を提供するなどスキー場施設の管理運営に努めていく所存でございます。
芸術文化の振興につきましては、「町民文化祭」や「児童生徒作品展」などを継続して実施し、芸術文化に親しみ、文化の薫り高いまちの創造に努めてまいります。また、質の高い舞台芸術に触れる機会を提供するため、サポーターズクラブと連携し、生の舞台芸術を堪能できる機会を提供してまいります。
ふるさと教育の推進につきまして、小平市との姉妹都市少年少女交歓交流事業におきましては、参加した子どもたちより次の感想が寄せられました。「私はこの姉妹都市交流会に参加してもっと小平町を知ることができ、たくさんの思い出とたくさんの友達を作ることができました」、「ぼくが住んでいる小平町は、山と海がどちらもあって自然豊かなところです。海に沈む夕日がとってもきれいなので小平市の子達が見てくれたらうれしいです」、「普段行っている所でも小平市の人達と一緒に行くことでとても楽しくなった」、「小平市の人達がジンギスカンを知らなかったことが衝撃的でした」など、これからも機会があるごとに小平町を知り小平町について学ぶ子どもたちを育てるとともに、ふるさと小平に愛着と誇りをもち、将来的に小平町に貢献する子どもたちを育んでまいります。
文化財の保存及び活用の推進につきましては、重要文化財であり町のシンボルでもある「旧花田家番屋」につきまして、今後の実施設計及び耐震補強・保存修理工事に備え、折損大梁の代替木調達を行い、郷土の歴史・文化の伝承を着実に推進してまいります。

■結び
以上、令和7年度の教育行政の推進方針と主要な施策について申し上げましたが、教育委員会といたしましては、安全・安心な学びの環境を構築し、学校・家庭・地域はもとより、関係機関、関係団体と連携を緊密に図りながら、小平町の教育の発展・充実に全力で取り組んでまいります。町議会議員の皆様、町民の皆様の教育行政への一層のご理解とご協力、ご支援を心よりお願い申し上げまして、令和7年度小平町教育行政執行方針といたします。