くらし 令和7年度まちの予算(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道幌延町
- 広報紙名 : ほろのべの窓 令和7年4月号 No.726
予算総額:85億2,636万6千円
一般会計:66億9,100万0千円
令和7年度幌延町各会計の予算総額は、約85億2,700万円です。住民が将来に向かって希望を持ち、快適に安心して暮らしていけるよう、中長期的な視点で産業・地域振興や公共施設等の長寿命化を進めるとともに、併せて町財政の健全性を考慮しつつ、「まち」、「ひと」、「しごと」づくりを推進するべく編成を行いました。
特に、第6次幌延町総合計画の重点戦略に掲げる各種施策については、産業の活性化、移住・定住、少子化対策、子育て・高齢者支援、人材育成など、人口減少の緩和と活力ある地方創りに直結する取り組みであることから、財源の重点配分を行い、事業費で約4億4,800万円の予算を計上しています。
継続事業は事務事業評価による事業の点検と見直しを行い、消費的経費は暮らしの安心・安全や、生活・子育て・教育環境及び産業の維持安定に配意しました。また、投資的経費は、産業振興と社会資本の長寿命化に配慮し、今後整備を予定している義務教育学校や多世代交流施設については、事業実施前の計画段階において、より多角的な調査検討を実施しながら精査していくこととし予算編成を行いました。
まち・ひと・しごと創生総合戦略事業では、基幹産業である酪農業の振興のため、生産施設の補修及び機械装置の更新に対して支援することで、継続的営農を見据えた生産基盤の再整備、環境に配慮した持続可能な生乳・肉用牛生産体制を確保するため、幌延町強い農業・担い手づくり支援事業を実施する他、商工業者へは、施設に関する整備や経営基盤の強化等への支援に加え、新規開業の促進及び事業継承の円滑化を目的とした支援策を創設し、地域経済規模の維持・確保に努めます。また、地域集落の課題把握や分析、住民懇談会をとおして、地域の未来像やあるべき姿を「地域づくりビジョン」としてまとめ、問寒別地区において特定非営利活動法人(NPO法人)として地域運営組織が設立され、これまでの組織の運営や活動状況に伴走しつつ、全町的に地域運営組織による地域づくりの基盤を整備し、地域、住民、行政の総働体制での持続可能な協働のまちづくりに向けた取り組みを前進させていきます。
令和6年度の予算総額と比較すると約5億6,700万円増額していますが、その主な要因は、教員住宅整備事業や小中一貫校整備事業、多世代交流施設整備事業をはじめとする、建設事業の増加などによるものです。
詳細については、「わが町の家計」の発行を予定していますので、概要のみとさせていただきます。
■令和7年度幌延町各会計予算(単位…千円)