くらし 7月は「社会を明るくする運動」強調月間です

社会を明るくする運動によせて、石破内閣総理大臣からのメッセージをご紹介します。

■第75回“社会を明るくする運動”~犯罪や非行を防止し、立ち直りを支える地域のチカラ~
“社会を明るくする運動”は、すべての国民の皆さまが、犯罪・非行の防止と立ち直りについての理解を深め、それぞれの立場において力を合わせ、明るい地域社会を築くための全国的な運動です。
昭和26年に始まって以来、多くの方々のご賛同・ご協力を得て、今年で75回目を迎えました。
犯罪や非行の背景には、望まない孤独や社会の中での“生きづらさ”が存在していることが少なくありません。また、過去の過ちから立ち直ろうとする人々には、十分な時間と地域の中での居場所が必要です。悩める方々に寄り添い、互いに相手を受け容れることが、安全で安心な明るい社会の実現につながります。
こうした観点から、私たちが暮らす地域では、保護司や協力雇用主を始めとする「更生保護ボランティア」の皆さまが、社会復帰を目指す人々を身近で支え、その再出発を助けています。政府においても、再犯防止のための就労支援、保護司等の連携強化、町ぐるみの防犯活動の促進などに取り組んでいます。
この運動を通じて、より多くの国民の皆さまに、立ち直り支援の活動を知っていただき、協力の輪が広がっていくことを期待いたします。併せて、「人は変われる」と信じ、それを持つことの大切さについても、ご理解をいただければ幸いです。
「幸福の黄色い羽根」のもと、多様な背景を持つ人々が、理解し合い、支え合うことによって、犯罪や非行のない明るい地域社会が実現するよう取り組んでまいりますので、国民の皆さまのご協力をお願い申し上げます。