くらし 地域おこし協力隊通信 VOL.117

■観光部門(花壇管理担当)神原 理恵隊員
皆さま、こんにちは。地域おこし協力隊の神原です。
7月25日(金)、幌延小学校1~3年生の子どもたちが教育委員会の「ほろのべ朝活プロジェクト」の産業体験の一環として苗植えをしてくれました。数が多くて植え切れるか心配しましたが、子どもたちは日ごろガーデン作業を一緒にしている地域の方々に教わりながら、ヒマワリ、葉ケイトウ、ジニア(百日草)、ヘリクリサム(帝王貝細工(ていおうかいざいく))の4種類を一生懸命に植えてくれました。そのおかげで、時間内にすべてきれいに植え終えることができました。
夏から秋にかけて、子どもたちが植えた花々は元気に育ち、ヒマワリや葉ケイトウ、ジニアがガーデンを鮮やかに彩りました。植えた時にはまだ小さな苗だったものが、今こうして大きく育ち、花を咲かせている姿を見ると、胸がいっぱいになります。ヘリクリサムは秋が深まる頃から咲き始め、ドライフラワーにもなるカサカサした花が秋風に揺られています。さらに、もともと植えられていた竜胆やワレモコウの落ち着いた紫や赤も加わり、冬を迎える前のガーデンは、穏やかで温かみのある最後のにぎやかさに包まれています。小さな手で植えられた花々や秋色に染まったガーデンの風景を眺めていると、季節の移ろいや命のつながりをしみじみと感じます。夏に植えた花が秋の終わりに鮮やかに咲くように、子どもたちもまた、この町で少しずつ力をつけて未来に向かって花を咲かせていくのだと思うと、心が温かくなります。