- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道美幌町
- 広報紙名 : 広報びほろ 2025年5月号
認知症になっても安心して暮らせる美幌町に
~若年性認知症について(2)~
◆若年性認知症について
65歳未満で認知症を発症することを「若年性認知症」といいます。発症年齢は平均で51.3歳であり、約3割は50歳未満で発症しています。発症から診断がつくまでに時間がかかる場合が多いと言われています。
若年性認知症の場合、多くの人が仕事や家事をしているので、認知機能が低下すれば、支障が出て気づかれやすいと考えられます。しかし、実際には、仕事でミスが重なったり、家事がおっくうになっても、それが認知症ではなく、疲れや更年期障害、あるいはうつ状態など他の病気と思い、医療機関を受診して誤った診断のまま時間が過ぎ、認知症の症状が目立つようになってからようやく診断された例も少なくありません。
原因となる疾患は血管性認知症が最も多く、アルツハイマー型が多い認知症高齢者とは異なっています。また、前頭側頭型認知症は若年者に多く、若年性認知症は頭部外傷、感染症、脳腫瘍、変性疾患など原因が多様であるという特徴があります。
参考)「若年性認知症支援ガイドブック」
社会福祉法人仁至会
認知症介護研究・研修大府センター
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