文化 特集 新しい町史を未来へつなぐ
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道訓子府町
- 広報紙名 : 広報くんねっぷ 令和7年7月号
◆令和2年度から令和8年度まで町の歴史を紡ぐ編さん作業を実施
訓子府町の歩みを未来に伝えるため、令和2年度から令和8年度までの7年間をかけて、新しい町史の編さん作業が進められています。
町史は、先人たちの暮らしや出来事、文化や産業の発展の記録であり、次の世代へと引き継ぐ貴重な財産です。新しい町史では、これまでに発行された町史などの内容を踏まえつつ、それ以降の出来事や変化も反映し、現代の視点から見た町の全体像を描き出すことをめざしています。
◇今までの発行
(1)訓子府村史(昭和26年4月発行)
開村30年の記念事業として発行しました
※平成24年に町制60周年記念事業として復刻版を発行しました。
(2)訓子府町史(昭和42年3月発行)
開基70年を記念して発行しました
(3)続訓子府町史(平成10年3月発行)
「訓子府町史」以降の歴史を記録するため、開基100年を記念して発行しました
(4)くんねっぷ再発見物語「クンネップから訓子府へ」(令和3年2月発行)
開町100年・町制施行70年記念事業の記念誌として発行しました。町の歴史についてエピソード(インタビュー)を交えた内容になっています
◆町史編さん委員会
編さん作業は、町内の歴史資料や記録の調査、地域の方々への聞き取り、写真や古文書の収集・整理など、多くの人の協力を得ながら進められています。町の歩みを形づくってきた一人一人の物語を丁寧にすくい上げ、未来の町民の皆さんが「自分たちの町のルーツ」を知る手掛かりとなるよう取り組んでいます。
新しい町史の目次構成は、第1部と第2部に大きく分かれており、第1部はこれまでに発行された町史などを要約した内容となっています。第2部は「続訓子府町史」以降の町の歩みを記述しています。
〔目次構成〕
第1部:訓子府町のあゆみ
・第1編 訓子府町前史
・第2編 訓子府村の誕生
・第3編 高度成長期
・第4編 安定成長期
第2部:平成以降の訓子府町
・第1編 訓子府町の概要
・第2編 自治・行政
・第3編 産業
・第4編 福祉・保険・医療
・第5編 教育・文化
・第6編 生活環境
・第7編 治安・防災
この編さん作業の中心を担っているのが、「町史編さん委員会」です。編さん委員会は町史発行に関する全体計画や進捗(しんちょく)の管理を行っています。
また、編さん委員会の内部組織として「専門委員会」が設置され、令和2年度から令和6年度までに25回開催しています。
専門委員会は、行政、産業、教育や文化など各分野の有識者で構成されており、歴史的な視点と住民目線の両方から町の記録をまとめるため、編さん業務の委託会社から提出された原稿の校閲を行っています。
委員一人一人の専門性や経験が、町史に厚みと多様性をもたらしています。
◆令和8年度末に新しい町史が完成予定
新しい町史は、学校や図書館、公共施設などで広く活用されるほか、町民の皆さんにも親しみをもっていただけるよう工夫していきます。
問合せ:総務課庶務係
【電話】47-2112(役場2階 窓口10番)