- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道平取町
- 広報紙名 : 広報びらとり 2025年3月号
令和6年度食育推進事業の取り組み
■〜新規食育事業〜フードロス削減セミナー
平取町では、食品ロスの削減に関しての認知度は87.3%(R3健診受診者調べ…R3消費者庁80.9%より高値)と関心は高く、76.5%(1位…冷凍食品を活用する。2位…賞味期限切れでもすぐ捨てずに、自分で食べれるか判断する。)が意識的な取り組みをしている状況です。取り組みのなかで回答の多かった冷凍食品の活用について、より具体的な工夫点や方法を学び、さらにフードロス削減の取り組みの機運を高めるため、2月16日(日)に野菜ソムリエ上級Proの高橋道子氏を講師に招き、本セミナーを開催しました。
一般町民・関係者含め20名の参加があり、フードロス削減の取り組みの現状やフードロスになりやすい野菜についての活用法などの講話、トマトやきゅうり、きのこなどの冷凍野菜を実際に活用したメニュー(5品を調理実習+試食メニュー2品 計7品)の調理・試食を通じ、冷凍することで栄養価が高くなるきのこ類など、平取町で時季にたくさん採れる野菜の冷凍活用法を知ることができた貴重なセミナーとなりました。
■子どもたちの「食」を通じた生きる力を育む食育事業 びらとり食育クラブ
令和4年度より、小学生~中高生までを対象とした栄養講話や調理実習・試食など「食」の体験ができるクラブで、低学年の部(小学1~4年生)・高学年の部(小学5年生~中高生)に分かれ、各年5回実施しています。今年度は、「一汁三菜について」や「朝ごはんづくりに挑戦」「ヘルシー弁当づくり」などのほかに、「寒締めほうれん草の収穫体験・調理試食」を実施しました。(今年度は収穫体験2回を追加し、計7回)
冬の寒いビニールハウスで、農家さんのお話を聞き、ほうれん草の収穫・袋詰め体験では、大きくて立派なほうれん草を広いハウス中を探し歩いたり、自分で収穫したほうれん草を袋にいっぱい詰めようとしたり、とても楽しく体験することができました。
野菜や肉・卵など平取町の特産品について知ることができ、実際においしさを体験するだけでなく、身支度や調理・後片づけなど一連の作業を体験し、学ぶことのできるよい機会になっています。普段、家庭で調理のお手伝いなどをしていないような子も、繰り返し調理作業をすることで、包丁の使い方や炒めるなどの調理作業に少しずつ慣れ、覚えていく様子や手際がよくなってくるなど、見事な子どもたちの成長が感じられるクラブです。
お問い合わせ:保健福祉課 保健推進係(ふれあいセンターびらとり)
【電話】4-6114