子育て 教育委員会からのお知らせ(2)

■小学5年生の体力合計点は全国平均以上! 全学年 柔軟性に課題!
~令和6年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果から~

今年度の一学期に文部科学省は、児童・生徒の体力・運動能力の状況を的確に把握し、体力向上に向けた取り組みを充実させるため、全国の小学校5年生と中学校2年生の児童生徒を対象に「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を実施しました。その調査結果が1月に公表されました。この調査結果を基にした平取町の児童生徒の各種目における概要は、下表のとおりです。
*全国平均を50としての比較…小学校5校5年生(男子17名、女子23名)、中学校2校2年生(男子17名、女子19名)


※5…小学校5年生、2…中学校2年生 「ボール投げ」…小5はソフトボール投げ、中2はハンドボール投げ

◇総合評価(体力合計点:上位からA・B・C・D・E)

*小学校5年生男子は、昨年度に引き続き、上位層の割合が全国に比べて高い状況にあります。小5女子も上位層の割合が全国より高い状況です。
*中学校2年生男子はCランクが最も多く、最下位層が高くなっています。女子はBの人数は高いですが、最下位層も高くなっています。
*種目別に見ると、例年同様に50m走の走力、長座体前屈が全国平均に比べ劣っていますが、立ち幅とび・ボール投げは全国平均以上の結果となっています。

◇質問紙調査結果から-平取町の傾向
・運動するのが好き
小5男子76.5%(全国73.0%)、小5女子65.2%(全国54.8%)
中2男子64.7%(全国65.5%)、中2女子26.3%(全国43.2%)

・1日(平日)のスクリーンタイム(TV,スマホ、ゲーム等)

「運動が好き」という割合は、小学生の方が高く、1日のスクリーンタイムは、中学生の方が長い 結果となっています。規則正しい生活を心がけ、日常的に体を動かす工夫をすることが大切です。

■平取町としての体力向上策(各学校・関係団体等での主な取り組み例)
・全国体力・運動能力、運動習慣等調査及び新体力テストを活用した検証改善サイクルの確立(小中学校における新体力テストの全学年全種目実施による実態把握と共有)
・体育専科教員を活用した指導体制の充実とICT活用による体育の授業改善の推進
・一校一実践の積極的な推進及び運動の日常化への取組みの強化
・栄養教諭による定期的な指導及び教育活動全般を通した食育の推進