- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦河町
- 広報紙名 : 広報うらかわ 令和7年3月号
この調査は、子どもの運動について全国的な状況を把握・分析することにより、子どもの体力向上に関係する施策の成果と課題を検証・改善することを目的としています。
各学校では、この調査結果を参考とし、「体力向上プラン」を作成しています。具体的には、体育の授業で、ストレッチ・走る運動・なわとび・多様な動きなどを取り入れ、柔軟性・運動量・調整力を高める取組みを行っています。また、体育時間以外でも気軽に運動ができるよう遊びの空間づくりを設置しています。
■調査対象(町内小中学校)
小学5年生(62人)
中学2年生(65人)
■調査競技(実技8種目)
握力・上体起こし・長座体前屈・反復横とび20mシャトルラン・50m走・立ち幅跳びソフトボール投げ(小)/ハンドボール投げ(中)
■調査結果のグラフ(全国平均を「50」とし、北海道平均と比較したもの)
■調査結果の分析
小学男子は8種目中5種目、小学女子は7種目、中学男子は1種目で全国平均を超えました。中学女子は全種目で全国平均を下回りました。
小学校の全体傾向としては、立ち幅跳び・反復横跳びが高いポイントを示した一方、50m走は小中男女とも全国平均を大きく下回りました。
児童・生徒質問紙では、「体育の授業は楽しい」の項目の肯定数が高く、肯定している子どもは体力合計点が高い傾向にあります。「3時間以上のメディア視聴」の項目が小中男女とも全国の割合の約15%以上高く、「朝食を毎日食べる」項目が全国比で10ポイント以上下回り、このことと体力合計点は相関関係にあります。
これからも児童生徒の主体性を高める授業を進め、ご家庭でも「家庭での望ましい生活習慣」について取り組んでいただくようお願いします。