- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道新得町
- 広報紙名 : 広報しんとく (令和7年2月号)
新得町長 浜田正利
昨年は、能登半島地震や羽田空港地上衝突事故などのニュースにより、何とも言い難い哀しい気持ちで新年を迎えましたが、今年は何となく穏やかな気分でお正月を過ごしました。あっという間に2月になりましたが、1月に感じた様々な事をご紹介いたします。
1点目は、1月6日から新庁舎での勤務が始まりました。職員全体の雰囲気として、慣れないせいか落ち着かない日々を送っているように思います。旧庁舎でほぼ50年間勤務をした私個人としても、この1ヶ月間は落ち着かない日々でした。庁舎の運用ルールも大きく変わり、個人情報保護の観点から関係者以外の執務室内への立ち入りを制限している他、退庁時は机上へ書類やファイルを置かない、執務室内はごみ箱を設置しないなど、変更した点は多々ありますが、町民の皆さんの利便性や、個人情報保護の観点、環境整備等の面から、適宜見直しをしていきたいと思います。ある町民の方が「こんな恰好で入って良いの?」と戸惑いながら町長室にいらっしゃいましたが、大変ありがたい事ですので、ぜひ顔を出していただければと思います。
2点目は、各種団体の新年会に参加させていただきました。日頃から、私を含め職員と町民皆さんのコミュニケーション不足を感じていますが、改めて現場の声の大切さを強く感じました。同時に、参加された方の人数が減ってきており、地域社会を共に支えていただける方が徐々に減ってきているのだと不安を感じましたが、引き続き町民皆さまのお力添えをよろしくお願いします。
3点目は、広報紙1月号の人口欄を見たと思われる町民の方から、「人口119人も増えたの?」と声を掛けられました。改めて見てみると12月末の人口が11月末より、日本人の方1人、外国人の方118人増えていました。令和5年の12月と11月も比較してみると、日本人の方がマイナス30人、外国人の方は53人増で合計23人の増加になっていました。外国人の方の増加は、サホロリゾートエリアで働く方々の影響がほとんどですが、他の町内企業でも外国人の就労が進んでおり、今後も増えていくと考えられます。生活習慣の違いなどから、お互いに戸惑いもあるかもしれませんが、コミュニケーションをとりながら共に地域社会を支え合う町民として相互理解を深めていきましょう。
令和7年度予算案が固まり、3月の議会にむけ準備を進めておりますが、現時点で来年度の一般会計は約81億円(前年は約116億円)の予算規模になる見込みです。3月に開催される町議会を機会に、ぜひ新しい議場へ足を運んでいただければと思います。