子育て 令和7年度全国学力・学習状況調査

全国学力・学習状況調査は、全国の児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育の成果と課題を明らかにして改善を図ることで、教育の質を高めることを目的に実施されています。
なお、本調査の結果は学力の特定部分であり、また、学校教育活動の一つの側面であるため、新得町の子どもの学力や学校教育の全てが結果として見えるわけではありません。

◆学力状況調査結果

注一:グラフの数値は平均正答率(%)。
注二:中学理科は「CBT方式(コンピューターを使用した試験)」で実施したため、正答率(%)ではなく「IRTスコア・バンド」で表記。
注三:IRTスコア・バンドとは、正答率ではなく、正解した問題の難易度によって点数に表されます。
例)全10問中、Aさんは簡単な問題を5問正解。Bさんは難しい問題を5問正解。正答率だと同じだが、IRTスコア・バンド上ではBさんの点数が高い。

◆学習状況調査から見えてくる様子(小中学校)
(1)学校生活
・「学校に行くのが楽しい」と答えている児童生徒が9割以上。
・「分からないことを詳しく知りたいことがあったときに、自分で学び方を考え、工夫することができている」と答えている児童生徒が8割、「困りごとや不安がある時に、先生や大人にいつでも相談できる」と答えている児童生徒が7割以上であり、良好な学校生活が送れています。

(2)家庭生活
・規則正しい生活習慣(決まった時間の起床・就寝、朝ごはんを食べる)は大体の児童生徒に身についているが、小中学校とも一部の児童生徒の就寝の時間が不規則になってきています。
・「人が困っているときは、進んで助けている」と答えた児童生徒は、9割以上であり、助け合う心が育ってきています。

(3)その他
・「人の役に立つ人間になりたい」と答えている児童生徒は9割以上であり、児童生徒に学校及び社会生活の中で活躍する場を提供することで自己肯定感を高められています。

◆結果の概要

◆課題改善に向けての重点的な取り組み
(1)学校改善プラン、少人数指導・個別指導、学習サポートの推進
今回の調査結果などを踏まえ、課題を分析・検証し、「学校改善プラン」に基づいた取り組みを教職員全体で進めます。また、基礎・基本的な学力の定着を図るためのICT機器を活用した授業、「少人数指導・個別指導」や「学習サポート」を推進します。

(2)家庭における規則正しい生活習慣と家庭学習の定着
生活習慣、家庭学習等は各ご家庭でのご指導、ご協力があって改善されるものです。「家庭学習の手引き・家庭教育ガイド」を活用し、規則正しい生活や学習習慣の定着のためにご指導とご協力をお願いします。

(3)学校と家庭・地域の連携
個々の児童生徒の課題を解決するためには、学校と家庭・地域の連携と継続した取り組みが必要です。情報を共有し、具体的な解決策を見出すことに努めます。

問い合わせ:学校教育課総務係
【電話】64-0521