- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年6月号
『自然と緑を楽しむ機会』
今月号の広報誌発行日は6月12日。正直なところなかなか季節感を味わう機会もなく日々が過ぎておりますが、ふと周りに目を移すと「新緑の季節」がやってきていることに気づきます。つい先日まで雪景色が見られ、ゴールデンウィークには日高山脈の残雪と青空のコントラストが見られたという感覚があるのですが、あっという間に緑が目に入ってくるようになりました。
毎年しっかりと芽を出し、成長していく植物には自然の力と魅力を感じますね。また、新緑に限らず自然の風景を眺めると、「安心感を与える」「心身のバランスを整える」「人の本来持っている自己治癒力を高める」「緊張を緩和し、心を穏やかにする」などの効果があると言われております。
自分は元々景観を敏感に感じるタイプではなかったのですが、最近は自然の景色、自然が織りなす色、草木や花などを見て気持ちが和らぐようになってまいりました。日々の仕事や雑踏に紛れることなく、自然と緑を楽しむ機会を創ることも大切だなと感じるようになりました(苦笑)
昨年6月25日に、日高山脈が「日高山脈襟裳十勝国立公園」として誕生してから1年が経過しました。まずは環境の保全がベースにあった上で、観光振興、地域振興に結びつけるチャンスはないかと模索しておりますが、登山ありきではなく、少し外側からみる「自然景観」や「地域の食」などを活かした振興策をメインに考えております。
町民の皆様にも、日々多忙な生活の中、日高山脈の貴重な景観や身近な緑にも触れていただき、様々な癒しの効果を感じていただきたいと思います。暑くなる夏の前に「自然と緑を楽しむ機会」を経験してみてはいかがでしょうか?