子育て 【特集】地域とつながる中札内高等養護学校
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道中札内村
- 広報紙名 : 広報なかさつない 令和7年3月号
昭和58年に中札内村で開校し、今年度で42年目を迎えた北海道立中札内高等養護学校。5つの職業学科と普通科があり、100名を超える生徒が在籍しています。
当時の資料を振り返ると、開校から間もなく現場実習などの教育活動が村内の企業を中心に行われるなど、村と連携しながら生徒の教育活動を支え、推進してきました。
今、その取り組みの中でも注目を集めているのが『クラウドファンディングへの挑戦』です!
地域とのつながりを深めてきた学校が、「地域のために何ができるか?」を考え、実現しています。令和7年度の第2弾の活動に向け準備を進める学校の姿を紹介します!
■中高養では2025年、中札内村のためにできることとして、第2弾のクラウドファンディング「花と緑の村づくり」が、スタートしています。ぜひ、ご参加ください。
目的:「美しい村づくりに貢献したい」「村を支える次世代を育てたい」
取組:
・きらきら保育園と一緒に楽しくマリーゴールドの花の苗を植える
・コキアプロジェクト(コキアに表情を付けてキャラクター化)
・寄せ植え講習会(中札内高等養護学校の花を使い、一緒に寄せ植え)
・花と緑の村づくりコンサート(夏予定)
⇒村づくり、花づくりの活動の報告、花にまつわる演奏を楽しみ、多くの人に花づくりに興味を持ってもらえるイベントにしたい!
■中高養の特色ある6学科
◇農業科
豆や芋などの野菜、園芸作物の栽培、乾燥野菜作り、一部はなかさつない道の駅内で販売しています。冬は栽培していた花をドライフラワーにしてリース作りを行います。生徒たちは、村内の花の植栽作業などの活動や花苗の提供なども行っています。
◇窯業科
陶器の制作を通して、社会的な姿勢や態度を学びます。また、自己を向上させるため自分自身と向き合い取り組むことを大切にしています。生徒たちの作品は、企業へ納入される他、村で開催される販売会、展示即売会で販売されています。
◇木工科
木工製品の製作や販売活動を通して、働くために必要な力を育てています。木べらやスツール等各種木製小物や小型家具を主に製作し、道の駅販売や展示即売会で販売もしています。生徒たちの手による「森の輪(わっこ)」は村の新生児に贈呈されています。
◇工業科
5月~10月頃はコンクリート作業で平板や民地仕切石、11月~4月は金属工芸作業でキーホルダーやコースター、スマホスタンドなどを製作しています。社会に出て働く力をつけるため道の駅販売や展示即売会へ向けて努力しています。
◇家庭総合科
縫製作業とビルクリーニング作業をしています。縫製作業では、主に道の駅販売や展示即売会に向けた製品作りを、ビルクリーニング作業では、窓や床の清掃をしています。校内で練習を重ね、村の児童館や交流の杜の場所をお借りして、窓清掃をしています。
◇普通科
自己選択を基本としながら、自己の目標や課題、希望に合わせて幅広い職業体験を行います。様々な職域の仕事や各学科の作業学習を経て、地域の企業等での職業体験を行い、また、村内企業のコーヒー豆販売等、産業経済活動の実際を学びます。
■中高養の概要・沿革
・生徒数…106人(2025年2月現在)
・学科数…普通科、職業学科(農業科、窯業科、木工科、工業科、家庭総合科)
・部活動…サッカー、野球、バドミントン、美術、卓球、バスケットボール
・1983(昭和58)年4月…農業科・工業科・木工科・産業科・家庭科の5学科で開校
・1984年10月…校舎・寄宿舎等新築落成記念式典
・2013年4月…幕別分校開校
・2021年4月…普通科新設
■生徒さんに聞いてみました
Q:中札内村はどんなところ?
・第二の故郷
・自然あふれる豊かなまち
・まちの人も優しい
・きれいな風景
・ここに来てよかった
・ここに来て正解!
Q:各学科での取組で頑張っていることは?
家庭総合学科の生徒さん:ミシンを使う作業もありますが、まっすぐ縫うところが難しい…。ビルクリーニングで清掃作業もあります。
窯業科の生徒さん:形作りだけでなくヤスリがけや色付けなど、色んな作品を作るための工程があるんですよ~。
普通科の生徒さん:進路実現を目指す学科で、自分で頑張る事も多いかな~。カフェ運営とか複数の仕事を同時にするところが大変。
木工科の生徒さん:木べら、まな板の研磨作業は、もくもく削る作業…。機械作業で糸のこで木を切る作業が楽しいです!
工業科の生徒さん:実は、コンクリートって重くて大変。金属製品は、図柄を転写して作る作業が楽しいです。
農業科の生徒さん:雑草取りから収穫まですべて管理して作業していますけど、大変さは感じません!
私たちが作った作品が、地域の方の手に取ってもらえる環境があって、そんな機会が増えているのがうれしいです!
■同窓会長 35回生 三浦良太さん インタビュー
(卒業後「株式会社 中札内若どり」に就職、中札内村在住5年目)
学生時代を振り返るとあっという間の3年間だったと思います。3年間の学びで身についたことは「挨拶」です。これは実際に就職し、職場の方との関係を築くのに大切なことだと社会人になり本当に実感しています。
同窓会長としては、これまで、中札内高等養護学校が製品販売や植栽活動など村の方々と関わる機会がありましたが、クラウドファンディングの活動で新しい取組も始まりましたので、もっと中札内村と学校とが一緒に行う活動が増えていってほしいと願っています。
昨年度、「花と緑の村づくりシンポジウム」に参加した際に花の会の方がお話しされていた幅広い活動を一緒にできたら良いなと思いました。そして、村民としては、自然もあり生活しやすい環境だと感じていますので、中札内村の人口が増えたら嬉しいと思っています。