- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道中札内村
- 広報紙名 : 広報なかさつない 令和7年4月号
■後世に残る『村』を、目指して。
本村が加盟している「日本で最も美しい村」連合には、審査基準があります。美しい景観に関することはもちろんですが、それ以外にも
・食、住、エネルギーの自給
・地域の認定ガイドの有無
・独自性のある良質な行事
など、多岐にわたる項目が審査されています。意外に感じられるかもしれませんが、これらは、連合の目的が美しい景観の保護だけではなく、「後世に生き残ることができる農村づくり」であることを表しています。
先ほど例に挙げた食、住、エネルギーの自給は、村内でお金を循環させるために重要な視点です。多くの農村では素晴らしい農業産出額があるにも関わらず、加工品やエネルギー等を外部から購入するため、多額のお金が村外へ流出しています。農業で収入を増やしても、それ以上にお金が出て行ってしまうのです。自給の促進による経済の自立は、連合が目指している農村の存続につながっていきます。認定ガイドや良質な行事は、魅力発信や住民の誇りの醸成、地域活性化などを目指すものです。こうなると、もはやまちづくり全体が審査されると言っても良いかもしれません。
そして忘れてはいけないのは、「住民参加」の審査項目が、あること。
前回の審査(R3年度)の様子これも意外に思われるかもしれませんが、行政だけの力では、先ほどの目標は到底達成できません。連合は住民の主体的な活動も重要視しています。
中札内村の次回の審査は令和8年度。自信を持って審査に臨めるように、日頃から取り組んでいきます。
お問い合わせ:総務課企画財政グループ
【電話】67-2491