- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道大樹町
- 広報紙名 : 広報たいき 令和7年7月号 No.687
皆さん、こんにちは!
地域おこし協力隊、宇宙のまちづくり推進員のじんのうちです。大樹町は湿気がなくて快適ですね。早朝、遮光カーテンから漏れる日差しで目が覚めます。紫外線との負けられない闘い、今日も頑張ろう。
さて今回は、私が働いているSPACE COTAN(スペースコタン。以降SC)の活動の一部を紹介します。2021年に設立されたSCは、北海道スペースポート(ホスポ。以降HOSPO)の整備と運営、大樹町の宇宙のまちづくりを地域の方々に広く知っていただく活動を、町と一緒に進めています。
例えば、10代後半の学生を対象にした、講演とHOSPOの見学ツアーです。町とSCの取り組みや大樹町の魅力について約1時間半のコースで説明します。5月は大樹高校2年生(地域探求授業)、6月は十勝管内の高校生(帯広青年会議所主催のアクティブユースプロジェクト)を対象に実施しました。講師はSCのスタッフで、帯広市出身の伊藤亮太さんや芽室町出身の黒瀬航さんが担当しています。
この時代に、ロケットの発着が可能な宇宙港がなぜ必要なのか、大樹町が宇宙港としてどのくらい魅力的な場所なのか、世界や国内の動きと比較しながら解説します。大樹町を起点に、十勝だけでなく北海道全体にさまざまな産業や経済が発展していくこと、つまり十勝から出なくても、十勝に戻ってきても、仕事を見つけられる地域になること、それが夢ではなく近い将来の話であることなどを、データをお見せしながら丁寧に説明します。
大自然と人々の素晴らしい部分を残しつつ、最先端の産業で発展していく大樹町の宇宙のまちづくり。町のお役に立てるよう、SPACE COTANは少しずつ着実に活動しています。