くらし まちづくりの基本姿勢

■町長 飯田晴義

地方自治体における最重要課題は人口減少と少子高齢化であり、これは本町においても例外ではありません。
令和6年度までを計画期間とする「第2期幕別町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の見直しを進めてまいりましたが、人口減少は確実に進んでおります。
しかしながら本町においては、全体的な少子高齢化の傾向の中にあって、子育て世代の社会増減は転入超過の状況にあり、私がこれまで一貫して、子育て世帯をはじめとした多くの若年層に住んでもらうことで永続的な町の発展につなげたいという強い思いを胸に、「子育て支援策」と「定住対策」を重要な二本柱とし、各種施策を推進してきたことが、僅かながら成果として表れていると感じております。
本町では、昨年3月、「ゼロカーボンシティまくべつ」を宣言し、その実現に向けては、幕別町地球温暖化対策実行計画に基づき、省エネ冷蔵庫への買い替え等の各種事業を実施してまいりました。
本年度も引き続き、脱炭素社会の実現に向けた施策を展開し、私たちが受け継いできたこの自然と調和した豊かで美しい郷土を次代を担う子どもたちにしっかりと引き継いでいけるよう取り組んでまいります。
今後におきましても、本町における人口の将来展望を見据えつつ、4年間の約束事として掲げた37の公約を迅速かつ着実に実行し、本町ならではの強みを生かしたまちづくりに取り組むことで、3期目の政策のスローガンに掲げた「子どもたちの未来のためにみんなで創る輝けるまち幕別」の実現に向け全力を傾注してまいります。

■教育長 笹原敏文

地球温暖化による気候変動や国際情勢の不安定化など、世界が直面する課題の多様化に加え、技術革新等による国際化や情報化の急速な進展等により将来の予測が困難な時代にあっては、子ども達一人ひとりが自分の良さや可能性を認識し、さまざまな体験を通して社会的変化を乗り越えることができる資質や能力を育成することが重要となっております。
このことから、教育委員会といたしましては、子ども達が学びの楽しさを実感し、自分自身の可能性を最大限に引き出すことで、自信を持って成長することができるよう、学校、家庭、地域が相互に連携・協働し、一体となって教育行政を推進するとともに、町民の皆さんが生涯にわたって心豊かに、健康に暮らすことができるよう、芸術・文化・スポーツの活動を通して、さまざまな学習機会の提供と学習活動を支援してまいります。