- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道豊頃町
- 広報紙名 : 広報とよころ 2025年10月号
雲の広がる空でしたが、時折、秋の日差しが顔を出す中、町制施行60周年の節目を飾る「海と大地の祭典 とよころ産業まつり」が、9月20日(土)にJAとよころ多目的広場を会場に盛大に開催されました。町内外から多くの来場者がつめかけ、豊かな豊頃の恵みと、町民の皆さんの笑顔で会場は活気に満ちあふれていました。
開会式に続き、祭りの始まりを告げたのは豊頃太鼓「艶遊会」の皆さんによる力強い和太鼓演奏。会場に響き渡る迫力ある音色に、来場者の皆さんの期待も高まった様子でした。
祭りの名物「大津産秋さけ即売会」では、豊頃の誇る海の幸を求めて、多くの方が列を作りました。今年も大盛況で、昨年を上回る約370匹の新鮮な秋さけが用意されましたが、用意した鮭は瞬く間に完売。また、毎年大人気の「秋さけつかみ取り」では、元気な歓声と笑顔が広場いっぱいに響き渡り、参加権を手にした大人も子どもも、生け簀を泳ぎ回る鮭を追いかける姿は、まさに真剣そのもの。会場は熱気と興奮に包まれました。
そして、町制施行60周年を祝う特別企画として、豊頃産の和牛を使ったサイコロステーキと、秋さけをふんだんに使ったちゃんちゃん焼きが、限定無料配布されました。豊頃の大地と海が育んだ特別な味わいに、皆さんは舌鼓を打ち、豊頃の秋の味覚を堪能していました。
ステージイベントも祭りの盛り上げに一役買いました。メインゲストには演歌歌手の石原詢子さんを迎え、美しい歌声で会場を魅了。その他にも、豊頃中学校吹奏楽部の皆さんの息の合った演奏や、陸上自衛隊第5音楽隊による迫力あるパフォーマンス、「Perform SYO!」さんによるユーモアあふれるトークと素晴らしい技術が披露された大道芸ステージなど、多彩な催しが繰り広げられました。
祭りの締めくくりは恒例の「もちandお菓子まき」。最後の最後まで多くの人で賑わい、秋空の下、笑顔と活気に満ちた一日を締めくくりました。
町制施行60周年の記念事業として開催された今年の産業まつりは、豊頃の豊かな恵みと、世代を超えた町民の笑顔が、未来への活力を感じさせる素晴らしい一日となりました。
