子育て 令和6年度 「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」調査結果

スポーツ庁では、全国的な子どもの体力の状況を把握・分析することを目的とし、小学校5年生および中学校2年生を対象とした「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」を実施しています。今年度の調査期間は4~7月で、8種目の実技調査及び質問紙調査が行われました。
本調査により測定できるのは体力などの特定の一部分であり、学校における教育活動の一側面でありますが、令和6年度の標茶町小学校5年生47人、中学校2年生54人の調査結果の概要をお知らせします。

■1 結果の概要~種目別の結果
▽小学校

▽中学校

上のグラフは、全国平均を50としたときの本町の児童生徒の結果です。今年度の体力合計点は小5女子が上回り、小5男子、中2男子、中2女子が下回る結果となりました。種目別では、小5男子は3種目、小5女子は5種目において全国平均を上回り、中2男子は2種目上回り、他の種目は全国平均の同程度の結果となりました。中2女子は5種目において全国平均と同程度の結果でした。日常的に運動する機会を増やすことが必要です。

■2 児童生徒質問紙調査から
▽「運動やスポーツは大切なものか」
(単位は「%」)

昨年度に比べ、小学校は減少傾向、中学校は男子が増加、女子は横ばい傾向です。生涯にわたって心身の健康を保持増進するため、運動やスポーツを大切だと考える意識が大切です。学校と家庭、地域が連携し子どもたちが楽しく体を動かす機会を充実させ、運動やスポーツへの興味につなげていきたいです。

▽「小学校(中学校)を卒業しても自主的に運動したいか」
(単位は「%」)

昨年度に比べ、小・中学校の男子は横ばい傾向、小学校女子は減少し、中学校女子が増加しています。今後も、運動の楽しさを味わう機会を増やすとともに、体育の授業だけではなく、自宅での手軽な運動、家族や仲間と楽しみながら体を動かす運動習慣を身に付け、進んで運動に親しむ態度を育んでいきたいと考えます。

■3 学校質問紙調査から

標茶町の全ての小学校で、体育の授業中に児童同士の話し合い活動を積極的に取り入れています。お互いの考えを尊重し合ったり、よりよい動きを考えたりすることにつながっています。


標茶町の全ての中学校で、体育の授業以外での体力・運動能力の向上に係る取り組みを進めています。このような取り組みを継続し、自主的に運動しようとする生徒を育てていきます。