文化 ニタイ・トだより

■ニタイ・ト不定期ミニコラム
▽3月にまつわるむかし話「町の質屋さん」
博物館には標茶の古い資料だけではなく、古いお話も記録されています。その一部をご紹介します。
今から65年前、昭和35年3月に発行された町政だより(現在の広報しべちゃの前身)に、「公益質屋」の話題が取り上げられていました。「公益質屋」は町の条例により設置開業された質屋で、現在の町立病院と開運橋の間にありました。公益質屋にとって3~4月は繁忙期で、今と変わらず入学や進学、就職などで何かとお金がかかるため多くの利用者がいました。宣伝も踏まえて紹介されたと思いますが、春の懐事情は今も昔も変わらないようです。なお昭和35年当時は一人当たり最大5,000円まで借りられ、月3%の利息。参考までに当時の米10kgは約900円でした。

■標茶町博物館巡回移動展「哺乳類の頭骨~共通点と相違点~」
◆3月実施会場のお知らせ
北海道に生息する中小型哺乳類の頭骨を見てみましょう!身近にいるキタキツネやエゾタヌキなどの頭骨にはどんな違いがあるのでしょうか?他にもトドやアザラシ、イルカなどの標茶町には生息していない生き物の珍しい標本も見ることができます。
各会場、日時は次のようになります。

▽標茶町図書館
3月11日(火)12時00分〜3月17日(月)17時30分

▽塘路公民館
3月24日(水)8時45分〜3月28日(月)16時30分

問合せ:【電話】487-2332