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■横綱の生涯を描いた作品が並ぶ大鵬生誕85周年記念展覧会を開催中
本町出身でウクライナ人の父を持つ第48代横綱・大鵬の生誕85周年記念展覧会が大鵬相撲記念館で、5月15日から開催しています。それを記念してレセプションパーティが、大鵬の誕生日前日である28日に同記念館で行われ、展覧会の主催者であるウクライナ出身の芸術家ゾヤ・スコロパデンコさんをはじめ、前駐日ウクライナ大使のセルギー・コルスンスキーさん、大鵬の三女である納谷美絵子さんや地元関係者14人が出席し、親睦を深めました。
スコロパデンコさんは、以前仕事で在日ウクライナ大使館(東京都港区)を訪れた際に、同大使館から贈られた大鵬のポートレートを目にしたことがきっかけで相撲に興味を持ち、大鵬にちなんだ数々の作品を手掛けてきました。大鵬生誕80周年記念時に展覧会の開催を企画するも、コロナ禍により断念していたため、「温めていた企画が実現できて嬉しい。大鵬や相撲について理解を深めるきっかけになれば。」と話しました。
スコロパデンコさんの作品が並ぶ展覧会「横綱の生涯」は、11月1日(土)まで開催しています。

■海外での貴重な体験を発表ふるさと人材育成事業成果報告会
ふるさと人材育成事業成果報告会が6月17日、弟子屈高校(伊東文人校長)体育館で開催されました。同事業は、昨今の国際化、情報化に対応した広い視野を持つ人材育成のため、国内外での研修や留学、技術習得などへの助成を行うものです。今回は、短期海外研修プログラムに参加した、同校2年生の板垣亜央さんと川崎夏輝さんが成果報告を行いました。
ネパールで過ごした12日間で、子どもたちの貧困問題と向き合い、異文化や孤児院に対する理解を深めた板垣さんは、「孤児院への『かわいそう』というイメージを払拭できるような世界になったらいい。」と思いを語り、「もっとたくさんの人にこの海外研修を経験してほしい。」と生徒たちに呼びかけました。
また、フィンランドで7日間を過ごした川崎さんは、世界幸福度ランキング1位であるフィンランド人の積極性・自己肯定感の高さを体感し、「文化の違いに気付き、ポジティブに生きることの大切さを学んだ。」と話し、また「毎夜その日の経験などについての発表を行ったことで、自己表現力が高まった。」と自身の成長を報告しました。
德永哲雄町長は、「二人のように意欲のある人がどんどん育っていってほしい。」と二人の熱意に感銘を受けていました。