- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道白糠町
- 広報紙名 : 広報しらぬか 令和7年8月号
村山(むらやま)隆一(りゅういち)
1964年3月生まれ、白糠町出身。
1982年5月、釧路西部消防組合消防署に消防士として奉職。2022年4月、釧路市西消防署白糠支署長に就任。心理相談員や産業カウンセラーなどの資格を所有。
好きな食べ物はカレーライス。
■No.3 揺れが収まってから
▼5分以内に家の外へ―白糠町の新・避難訓練から
町は令和4年の厳冬期に「新・避難訓練」と題して、3回の避難訓練を行いました。これは「地震の揺れが収まってから5分以内に家の外に出る」ことを目標に取り組んだもので「5分以内」というのは、冬の身支度を整えつつ、安全に避難することの確認と習慣化を狙ったものです。
では、5分以内に家の外へ出るには、どうしたらよいのでしょうか。
○揺れが収まったらまず何をする?
(1)出口や周囲の安全確認
(2)靴、防寒着、非常持出品の準備
(3)家族への声かけや集合
※地震直後の家の中は「物が落ちている」「停電していて暗い」などで行動が制限されがちです。冷静さと事前準備が命を守ります。
○屋外に出たらどうする?
・ガラス、看板などの落下物に注意
・津波が予想される場合は、すぐに高台や避難タワーへ移動
・車の使用は原則控える(渋滞や乗り捨ては避難の支障となります)
▼日頃から備える(=すぐ逃げられる家)
(1)スマートフォン(携帯電話)
緊急時の連絡や情報収集に。
(2)ホイッスル
声ではなく音で助けを呼ぶことができます。普段からすぐに使える状態にしておきましょう。
(3)厚底の靴
床にガラス片が散らばっている可能性があるため、スリッパでは危険です。
(4)上着や防寒着
温かさを保つ工夫が命を守ることにつながります。
(5)ヘッドライトや懐中電灯
停電時に備えて、手元にあると心強いです。両手が空くヘッドライトは特におすすめです。
(6)家族で話し合いをする
「どこで会うか」を決めておけば、無事を確認しやすくなります。自宅ではなく、地域の避難所を集合場所にしておくと安心です。
また、高齢者や体の不自由な方、ペットがいる家庭は、誰がどのように手伝うかを事前に決めておくことで、落ち着いて対応できます。
(7)災害伝言ダイヤルなどの使い方を家族で確認する
災害時は通信手段が限られることがあるため、LINEなどのアプリが使えない場合に備えましょう。
○冬の避難を想定した「家庭内訓練」も効果的!
年1回は「冬の夜間に地震が起きた」という想定で、家族みんなで避難の練習をしましょう。
実際に行動してみると、想定外の課題が見つかるかもしれません。
事前に試しておくことで、いざという時に落ち着いて行動できます。
▼「準備」と「すぐ行動」で命を守る
災害に対する日頃の備えと、揺れが収まった後すぐに行動できる心構えが、命をつなぎます。