- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道白糠町
- 広報紙名 : 広報しらぬか 令和7年10月号
ヒグマによる人身被害は、特に秋に多く発生しています。
秋のキノコ採りや川釣りなど、野山に出かける機会が多いこの季節は、ヒグマの活動が活発化する時期と重なるため、人とヒグマが遭遇する確率が高まります。
全道各地において、市街地でのクマ出没が増加しており、人身被害を防ぐためにも、一人一人がクマと出遭わないような心がけが必要です。
●野山でヒグマに遭わないための基本ルール
(1)事前にヒグマの出没情報を確認する(町ホームページで公表)
(2)薄暗いときには行動しない
(3)一人では野山に入らず複数で行動する
(4)野山では音を出しながら歩く
(5)ふんや足跡を見たら引き返す
(6)食べ物やゴミは必ず持ち帰る
●もしヒグマに出遭ってしまったら
(1)ヒグマがこちらに気付いていないなら、その場から静かに立ち去りましょう
(2)ヒグマがこちらに気付いたら、ヒグマが移動する方向を見定めながら、静かに立ち去りましょう
(3)それでも近づいてきた時は、ヒグマから視線を離さないでください。そしてヒグマの動きを見ながら、ゆっくりと後退してください。
ヒグマに背中を向けたり、走って逃げてはいけません。
■緊急銃猟について
9月1日に施行された改正鳥獣保護管理法により「場所」「緊急性」「方法」「安全性の確保」の全ての条件を満たした場合は、市町村長の判断で住居や広場等での銃猟が可能となりました。
■ヒグマに関するQ and A
Q1
音を出すのは本当に効果があるのでしょうか?むしろ音にヒグマが寄ってくるのでは?
A1
基本的にヒグマは人を避け、人との距離を保ちながらひっそりと静かに暮らしています。
音を立てて人の存在をアピールし、鉢合わせを避けることが事故防止につながります。
Q2
ヒグマが通った場所には、においなどが残りますか?
A2
ヒグマが寝たり体をこすりつけた場所には独特の体臭が残ることがあります。
ヒグマが近くにいたり、通った直後であれば、においがすることもあります。
Q3
町ではどのようなヒグマ対策を実施していますか?
A3
町ホームページでの出没情報の周知や各種啓発、注意看板の設置を行っています。
ヒグマを見た、ヒグマの足跡およびふんを発見した場合は、ただちにその場を立ち去り、役場経済課林業係へ情報提供をお願いいたします。
被害者にならない一番の方法は、ヒグマに遭わないことです。
野山に出かける方は、十分に注意し、危険を避けましょう!
問合せ:経済課林業係
【電話】2-2171内線(251・256)