子育て 標高生による 防災講座 特別編

執筆者:畑中 雛(はたなかひな)さん
(標津高等学校2年)

私が1年生の時に行った防災研修で、特に印象に残っているのは、宮城県石巻市にある「大川小学校」です。大川小学校は、当時のハザードマップを見ると津波が到達する範囲に該当していなかったことで、自然災害が起きた時の避難場所が正式に決まっていませんでした。そのため、84人の生徒・教職員が避難できず亡くなってしまいました。
そこで、私が心に残った言葉は「想定にとらわれるな」という言葉です。標津町にもハザードマップがありますが、担当者にお話を聞いたところ、標津町のハザードマップは東日本大震災の約3倍の津波を想定しているものだと教えてくれました。ですが、約3倍の津波を想定されているなら大丈夫だと思わずに、ハザードマップはあくまでも想定なので必ずしも大きな津波が来ないとは言えません。なので「想定にとらわれるな」という言葉を思い出してほしいです。
自然災害は簡単に予測できるものではなく、突然やってくるものです。だからこそ、防災リュックを準備する、食料や飲料水を最低でも約3日分備蓄しておく、事前に避難場所を確認するなどといった今すぐにでもできる備えをし、最善の行動を心がけましょう。

問合先:住民生活課危機管理室
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