くらし 【特集】むつの未来を切り拓く攻めの予算(1)

令和7年度の予算を一言で表すと「むつの未来を切り拓く攻めの予算」であります。今と未来へ投資し、住み続けられるまちづくりのため、多くの新規、拡充および継続事業を盛り込んでおります。
新しいことにチャレンジし続け、昨日より今日、今日より明日、その先の高い将来像を追求することを信念に、政策一つひとつの思いを具現化し、あるべき将来像を上書きし続けるむつ市であること、これに向かって引き続き力を尽くすことをお約束申し上げ、令和7年度施政方針とさせていただきます。

※令和7年度一般施政方針より一部抜粋

令和7年度予算の詳細はむつ市ホームページでご確認ください

◆1…未来のむつを支える人への投資 こども達の未来へ向けたまちづくり

◇(新規)こども誰でも通園事業…予算額349万円
こども誰でも通園制度:国による令和8年度からの本格実施に先駆けてむつ市では令和7年度に実施します
・0歳6か月~満3歳未満
・月10時間まで利用可能
・利用可能1時間300円(減免有)
満3歳未満のこどもが保護者の就労要件等に関わらず月10時間まで、通園の利用ができる制度です。
保育園・幼稚園・認定こども園・小規模保育施設・子育て支援センターでの実施を予定しています。

◇(新規)子どもショートステイ事業…予算額421万円
急用で、頼れる方がいない保護者に代わり、宿泊を伴う短期的な保育を行なうことで、子育て支援および児童福祉の向上を図ります。
ショートステイの受け入れ先は、市内外の施設を予定しています。
市外の施設は4月から、市内の施設は8月から利用を開始する予定です。
対象:
・むつ市在住
・0~17歳のこどもとその保護者
利用料金:1泊2日の基本利用料
・こども1人/4,020円
※食費、送迎、親子での利用は別途費用が掛かります。
※世帯状況により助成があります。

お問合せ:子育て支援課
【電話】内3712

◆2…今と未来を守る防災・DXへの投資 安全で暮らしやすいまちづくり

◇(新規)むつ市メタバース教育支援センター開設事業…予算額572万円
不登校および不登校傾向の児童生徒に対して、学びの場の支援を行なうため、民間オンライン型フリースクールのノウハウを生かした「むつ市メタバース教育支援センター」を開設します。
AIを用いた一人ひとりの児童に合ったオンライン授業や、メタバースやゲームを活用したオンライン登校・交流を支援していきます。

◇メタバースって何?
インターネット上にあるもう一つの世界のようなもので、「アバター」と呼ばれる自分の分身を使い活動します。家にいながら友人と交流したり、授業を受けることなどができます。

◆3…むつの魅力を切り拓く産業への投資

◇(深掘り!継続)湯野川温泉濃々園建替事業額…予算額3億6,800万円
令和2年度より休止している湯野川温泉濃々園の建替えを行ない、公衆浴場としての機能維持や施設整備だけでなく、下北広域周遊観光の拠点としての位置づけや、コワーキングスペース・RVパーク等の新たなニーズに対応する設備を整備し、交流人口や関係人口の構築から地域の活性化を目指します。完成は令和8年度を予定しています。

◆4…笑顔で住み続けられる生活への投資 いつまでも持続可能なまちづくり

◇(深掘り!新規)むつ市自動運転実証運行事業…予算額8,210万円
バス・タクシー事業者の運転手不足により、年々、公共交通を維持・確保していくことが厳しくなっていることから、移動サービスの低下解消のため、将来的な自動運転の本格導入を見据えて、最先端技術を活用した自動運転車両による実証運行事業を実施します。
交通量の多い市街地で、自動運転の実証運行を実施し、公共交通の現状や自動運転車両の理解促進を図るとともに、自動運転時の安全性の確保や市内交通への影響等の課題を検証していきます。

・想定車両…Minibus
客席:15人
運転席:1人
運行区域:田名部駅~下北駅間
最高速度:35km/h

・スケジュール
7~9月頃:走行設定・各種手続き
10月頃:自動運転実証運行
11~2月頃:成果測定等

◇(拡充)予防接種事業(定期B類・任意予防接種)…予算額1億4,501万円
接種費用の一部を助成し予防接種を受けやすい環境を整えて、感染症などの疾病予防と公衆衛生の向上および増進につなげます。

定期B類:
(継続)
・高齢者インフルエンザおよび新型コロナウイルス(65歳以上等)
・高齢者肺炎球菌(65歳等)
任意接種:
(拡充)
・小児インフルエンザ
生後6か月~小学6年生

生後6か月~高校3年生
(新規)
・RSウイルスワクチン(妊娠24週から36週の妊婦)
(継続)
・帯状疱疹(50歳以上)
・小児おたふくかぜ(1歳児)

◇(継続)見守りカメラ整備事業…予算額36万円
通学路の不審者情報や声がけ事案からこどもを守るカメラを設置し、安全確保につなげます。
令和6年度より設置を開始し、6台のカメラが設置済みとなっています。令和7年度はむつ市立地適正化計画で定める居住誘導区域に7台のカメラを設置し、安心安全な暮らしとまちの魅力向上のため、まちの見守りスポットを拡充していきます。

◇その他の主な事業
・八戸学院大学「むつ下北キャンパス」運営費補助金(深掘り!)
・+1000歩チャレンジ事業
・観光DX・情報発信システム導入事業
・東京大学連携事業
・デジタル防災センター整備事業
・防災行政無線音声配信システム運営事業
・フットワークでネットワークを創る企業誘致推進事業
・ナマコ増殖場整備事業(大湊地方隊等周辺民生安定施設整備事業)

その他令和7年度予算の詳細はYouTubeむつ市長の62ちゃんねるでご確認ください。紙面の62ちゃんねるマークがついている事業については深掘り動画も公開予定!