くらし 【特集】むつの未来を切り拓く攻めの予算(2)一般会計

■令和7年度予算総額 409億1,700万円
デジタル防災センター整備事業(10.8億円)、湯野川温泉濃々園建替事業(3.7億円)、国スポ・障スポ推進事業(5億円)等、規模の大きい事業の実施や人件費の増加、また物価高騰の影響によって対前年度比8億6,600万円(2.2%)増の過去最大の予算規模となりました。

歳出では、人件費の増加や児童手当扶助費の増など義務的経費が増加したほか、物価高騰や防災食育センターの稼働に伴う学校給食管理費の増など物件費の増加に加え、学校給食無償化事業費補助金や国スポ・障スポむつ市実行委員会負担金の増など補助費も大きく増加しており、今後も選択と集中による効率的な財政運営を行なう必要があります。

歳入では、地方交付税や青森県核燃料物質等取扱税交付金および核燃料サイクル交付金が見込まれていますが、定額減税の終了による地方特例交付金の減少により、自主財源比率は26.1%と低く、依然としてその他の財源に頼らざるを得ない財政状況となっており、今後も多角的な歳入の確保に努める必要があります。

■各会計予算

・一般会計
市の会計の中心となる会計で、道路、福祉、教育など市民サービスの提供を始めとする行政運営の基本的な経費を計上している会計です。

・特別会計
一般会計とは切り離して特定の事業ごとに管理する会計です。

・企業会計
民間企業のように原則として独立採算の会計です。