- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県一関市
- 広報紙名 : 広報いちのせき「i-Style」 令和8年2月号
■太陽光パネルは100%リサイクルできます!~循環型社会の実現へ~
家庭や事業所で使われている太陽光パネルは、リサイクルできることを知っていますか?本協議会では、太陽光パネルのリサイクルについて知るため、奥州市の株式会社環境保全サービスを取材しました。
太陽光パネルは、解体後、次のように活用されます。
(1)電極・導線・アルミ
銀や銅、鉛などの有価物に分類され、金属スクラップ(金属くず)として取扱業者に売却されます。
(2)ガラス
太陽光パネル全体の約6~7割を占める素材。精製を行い、サイズ別に防草材や反射材、土木資材などに活用されます。
(3)発電セル(太陽光を電気に変換する部品)
有価物として売却され、その後は精錬(不純物を取り除き、純度や品質を高める工程)により銀が回収されます。
(4)太陽光パネルの裏面のシート
精錬工場でさらに銀が回収され、その後は、サーマルリサイクル(焼却時の熱エネルギーを利用)されます。
このように、太陽光パネルは資源として有効活用され、100%リサイクルが可能です。撤去する太陽光パネルは産業廃棄物となるため、リサイクル工場への搬入は、取り外しを行った電気工事業者や産業廃棄物運搬業者が行います。家庭用の太陽光パネルは、所有者が専門業者に依頼して適切に処分する必要があります。リサイクルには費用がかかりますが、資源を循環させるための大切な取り組みです。
2012年に再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)が始まり太陽光パネルの普及が進みましたが、2030年以降に大量の太陽光パネルが寿命を迎え、廃棄されることが懸念されています。大量廃棄を防ぐためにも、国による制度整備やリサイクルの仕組みづくりを早急に進めることが課題となっています。
■一関市役所本庁舎屋上の太陽光発電設備を見学しました
本協議会では、市内の再生可能エネルギーの取り組みを知るため、市役所本庁舎の屋上に設置されている太陽光発電設備を見学しました。
本庁舎屋上では、風の影響を受けにくくするため、太陽光パネルが平置きされています。パネルは東西方向に約10度の傾斜をつけて並べられており、設置容量は115.62kWです。整然と並ぶパネルを間近で見ることで、市の再生可能エネルギー活用の取り組みを実感することができました。
この設備は、PPA(電力購入契約)方式を活用して設置されました。市が屋上を事業者に貸し出し、事業者が太陽光パネルを設置し、発電した電力を市が購入する仕組みです。市は太陽光発電設備の設置費用を負担することなく、再生可能エネルギーの利用による二酸化炭素(CO2)排出削減を進めています。
一関市では、複数の公共施設に太陽光発電設備の導入を進めることで、公共施設におけるエネルギー使用に伴うCO2排出量の削減を図り、地球温暖化対策に取り組んでいます。
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一関地球温暖化対策地域協議会(IEL)
令和8年1月25日発行
問合せ:一関地球温暖化対策地域協議会事務局(本庁生活環境課内)
【電話】21-8331
